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  1. 名護市議会 2021-12-02
    12月10日-06号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和3年第205回名護市定例会              第205回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和3年12月2日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和3年12月10日 金曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和3年12月10日 金曜日 午後3時43分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 25名 欠  席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 欠 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       8番 金城 隆  9番 宮城 さゆり 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長      比 嘉 一 文    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長    平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長      荻 堂 盛 邦    こども家庭部長  比 嘉 ひとみ 農林水産部長    玉 城  勝     建設部長     當 山  賢  環境水道部長    佐久川 博 光    消防長      安 里  順  総務部参事     祖 慶 実 季              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長      岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長      屋 部 憲 克    次長兼庶務係長  大 城 秀 樹 議事係長      宮 城  建     庶務係主査    金 城  浩  議事係       島 袋 ちえり    庶務係      久 高 志 津 議事係       岸 本 健 伸    議事係      上 地  健  会計年度任用職員  玉 城 直 喜 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 初めに、昨日12月9日の議会運営委員会の結果について議会運営委員長から報告を求めます。比嘉忍議会運営委員会委員長。 ◎比嘉忍議会運営委員会委員長 12月9日開催の第55回議会運営委員会の結果について報告いたします。陳情の委員会付託につきましては、「多面的機能支払い交付金についての要請書」は緊急性が高いと判断され、経済建設委員会へ付託し今定例会会期中に審査させるということで決定されました。以上で議会運営委員会の報告を終わります。 ○大城秀樹議長 委員長報告に対する質疑を許します。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これで議会運営委員長報告を終わります。 お諮りします。陳情の委員会付託の件については、議会運営委員長報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議ありませんのでそのように決定されました。 日程により一般質問を行います。長山正邦議員、一般質問を許します。 ◆長山正邦議員 皆さん、おはようございます。議席番号2番、礎之会、長山正邦、議長のお許しを得ましたので、これから一般質問に入らせていただきたいと思います。その前に、昨日はちょっと長引きましたので、私のほうとしては、今日は皆さんのお昼時間が確保できるように努めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。それでは質問のほうに入らせていただきたいと思います。質問事項の1 名護市消防団について。要旨の(1)現在の組織体制と団員の加入状況について伺います。(組織図の資料提出願います。)資料提出ありがとうございました。要旨の(2)今後の課題について伺います。質問事項の2 北部基幹病院公立沖縄北部医療センター」について。要旨の(1)現在の進捗状況について伺います。要旨の(2)令和8年度の開院に向け、北部地域12市町村を代表する名護市長として今後どのようにイニシアチブをとっていくのか伺います。質問事項の3 市民からの要望について。要旨の(1)安和区の公園整備の状況についてお伺いします。要旨の(2)橋の設置要望についてお伺いします。これは、いとし子保育園周辺の為又区民よりということで、その周辺の橋についてです。質問事項の4 市民生活の向上について。要旨の(1)市長がこれまでに取り組んで実現してきた諸施策についてお伺いします。要旨の(2)今後の課題についてお伺いします。以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行いたいと思いますので、当局の答弁をよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので市当局は事項別に答弁をお願いします。安里順消防長。 ◎安里順消防長 質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。現在、名護市消防団は名護分団、屋部分団、羽地分団、屋我地分団、久志分団、機能別分団の6つの分団から構成されており、11月末日現在で団員数164名となっております。また、消防団員の年間を通しての活動として、災害時現場活動、各種訓練、防火広報活動、不発弾発生時の広報警戒活動等を実施しております。それから過去3年間の加入状況としましては、平成30年度に入団者が21名、退団者が11名、年度末団員数は182名でありました。令和元年度には入団者が8名、退団者が30名、年度末団員数は160名となり、令和2年度は入団者が16名、退団者が16名で年度末団員数が160名となっております。今年度の現在までの状況としましては、入団者が11名、退団者が7名となっております。続きまして要旨(2)についてお答えいたします。近年の全国的な課題として消防団員数の減少が取り沙汰されております。現時点での名護市消防団の課題としましては、現在のコロナ禍における消防団活動の在り方や感染防止対策の周知徹底を各分団で研究しながら、消防団活動を展開、訓練を実施しております。今後とも入団促進や人材育成に注力し、活性化を図りながら地域防災活動に継続して取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 では、二次質問に移らせていただきます。我が安和区おいても、消防団を退団した人の後に入る若い人というか団員がいなくて、区長が大変困っているという話を聞きますが、先ほど答弁のあった平成30年度でしたか、入団が8名で退団が30名とかなり退団者が多かったのですが、その理由はどういった理由でしょうか。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 ただいまのご質問は平成30年度ではなくて、令和元年度のほうが多く退団しております。30名が退団したという理由につきましては、令和元年度の退団者の内訳については、この年は大学の卒業による退団者が多く、名桜大学生の卒業生が8名、それから世代交代として60代以上による退団者が4名、そして、消防本部採用などの就職による退団者が4名、自己都合による退団者が14名となっておりまして、退団者が増えた年度でありました。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 体力的な問題で60歳以上の方が退団するのは分かるのですが、退団する理由として主にどういうものであるか、もしありましたらお聞かせ願いたいと思います。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 主な理由としましては、先ほども申し上げましたが、大学の卒業とか世代交代とかそういうもの、あるいは就職をしたとか、その辺が主な理由ではあるのですが、それ以外に14名が退団しておりますので、その方々は自己都合ということでありまして実際には私どもではその自己都合についての詳細は把握しておりません。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 最近は台風等がなくて、消防団も緊急出動というのはあまりないかと思うのですが、安和区でも、3年前でしたか、かなり大きい規模の台風が来て被害を受けたことがございました。多分、消防団員はそのときに招集がかかって、自分の家庭も心配ですが、そこに行って対応をしないといけない。その対応をするに当たっていろいろな報酬等が支給されていると思うのですが、その危険に対する手当や報酬は現在どのような形になっているのでしょうか。分かりましたらお答えをお願いいたします。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 現在の消防団員の報酬につきましては報酬年額が2万400円。それから出動手当ということで、4時間以上出動した場合には手当として7,000円を支給しております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員
    長山正邦議員 現在、国が示す基準と現在支給されている手当等に差があるということをお伺いしておりますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 令和3年3月に、「名護市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例」の一部改正を行いまして、団員報酬年額を2万400円に改正しております。しかしながら、現時点では国の示す基準の団員報酬年額3万6,500円には達しておりませんので、段階的な条例改正を検討しております。現在も消防団幹部会議での話合いや庁内関係部署と調整を重ね、消防団各階級と整合性を図りつつ、3月定例会での条例改正に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 地域においては消防団の果たす役割はかなり大きいと思います。災害時にいろいろな働きをすることが期待されております。今、お伺いしたように現在は2万400円、国の基準は3万6,500円。できるだけそれに近づけるように努力しているということをお伺いしましたので、それに近づけて、団員の確保に努めてもらいたいと思っておりますので、よろしくお願いします。それでは議長、次をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからは事項2要旨(1)についてお答え申し上げます。公立沖縄北部医療センターの現在の進捗状況といたしましては、同センターの医療機能の詳細な検討を行う医療機能部会が現在開催されているところでございます。9月定例会後の動きといたしましては、10月20日に第4回、11月17日に第5回が行われており、当初計画していたものに追加されましては、12月20日に第6回の開催が予定されているところでございます。また、去る11月5日に名護市民会館大ホールにおきまして「公立沖縄北部医療センターの整備に関する住民説明会」を沖縄県と共に開催いたしまして、本市の会場においては230名のご参加があり、参加者の皆様から活発なご質問、ご意見をいただいているところでございます。その後のスケジュールといたしましては、12月下旬から令和4年、来年1月にかけまして幹事団体へ基本計画素案のたたき台の提示に対する意見の照会が行われ、その後、令和4年1月に幹事会及び協議会が開催されまして、基本計画の素案を確定する予定となっております。こちらをもって2月にパブリックコメントを実施しパブリックコメントの結果の整理や計画への反映作業を経まして、令和4年3月の幹事会及び協議会で基本計画が確定される予定と示されているところでございます。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 私のほうからは事項2要旨(2)について回答いたします。公立沖縄北部医療センターの整備については、北部地域の住民の定住条件を整備し、安定的な医療提供体制を構築するために必要な医療センターであります。名護市は同医療センターの建設地でもあり、北部の中核都市としてもリーダーシップを発揮していくということが非常に重要であると考えております。まずはスケジュールに遅れが出ないよう、我々としても速やかに内部での検討を進めながら、また協議会や幹事会の場において積極的に関わり、必要な意見は述べていきたいと考えているところでございます。また、市民をはじめとする本島北部地域の皆様の健康を保つため、充実した医療の提供が可能な公立沖縄北部医療センターの設立に向けまして引き続き関係者との協議を進め、設立を推進してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 それでは順次、二次質問に移らせていただきます。私も11月5日の住民説明会に参加しまして、かなり分かりやすい説明だったという印象は持っています。その中からもまたいくつか疑問に思った点があるので質問をしていきたいと思います。同医療センターの建設予定地である農業大学校移転後の敷地活用について、一部果樹園が残るという点についてはどのようになっているのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 現在の農業大学校の移転整備につきましては、現時点において基本計画どおり令和6年度の開校に向けて事業を進めていると伺っておりまして、今年度実施設計を行っているところと伺っております。そこで、果樹園を含む現農業大学校の機能移転等については調整を行っている状況と伺っております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 それでは次に同センターを整備するに当たり、名護市都市計画マスタープランへの反映やその周辺道路の整備等については現在どのようになっているのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 本市におきまして、現在、次年度の策定に向けて名護市都市計画マスタープランの改定に係る取組を実施しております。同センターの整備について、福祉のまちづくりの方針の中で盛り込む予定となっており、また周辺道路を含むインフラの整備につきまして、現在、沖縄県のほうと調整を行っている状況でございます。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 ぜひ、あの辺り、最近いろいろと道路もできて利便性が高まっていると思いますので、その辺のアクセス道路の整備をしっかりとよろしくお願いしたいと思います。次に行きます。次の二次質問。現在、北部地区医師会病院と北部病院の2つの病院が統合することになるのですが、病床数が増え、医師のスキルアップにつながるというような意見を聞いておりますが、どのようにお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 両病院を統合することによりまして、現在よりも大きい450床程度の病院となりますことから、症例数の豊富さ及び指導体制の充実が図られ、医師のキャリア形成につながる病院が整備されるとのことで、基本構想にも述べられているところでございます。したがいまして、長山議員がおっしゃいましたとおり、公立沖縄北部医療センター、これらの要素により医師確保においても優位性が高まることを活用しまして、今後、医師を計画的に採用していくこととされているところでございます。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 両病院が統合することによって、それを足した450床、1足す1は2ではなくて3にも4にも症例数が増えるということでありましたので、そのような形で充実した病院になるように願っております。次の質問に移ります。医師だけではなく、その他の医療人材の確保も重要と考えておりますが、それはどのようにお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 まさにご指摘のとおり、医師のみならず看護職員、医療技術員を含めて、人材の確保は重要となってまいります。その点につきましても昨年策定された基本構想におきまして、資格取得・維持のため院内外での研修の充実を図るとともに、子育てしながら勤務しやすい環境の整備などに取り組んでいくこととされているところでございます。また、看護師につきましては本市に名桜大学や北部看護学校もございますので、そこからの人材活用もされていくものと認識をしております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 名桜大学には看護学科がありまして、そこと連携してその確保に努めることは大変重要なことだなと私のほうも考えております。それに関連して、医療系人材ということでは去る6月にも岸本直也議員から質問があったように、県内で薬剤師が不足しているということが取り上げられていました。その対応策として、名桜大学への薬学部の設置の件にも触れておりましたが、現実問題として現段階でその見通しは立っているのか。その辺のことについてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ご指摘がありましたとおり、本年6月の定例会におきまして岸本直也議員よりこの点についてご質問がありご答弁させていただいたところでございますが、薬剤師不足による名桜大学への薬学部設置についてでございますけれども、2019年7月に名桜大学へ、沖縄県薬剤師協会、県保健医療部長から設置について検討の依頼があったと名桜大学から伺っております。また、6月2日に掲載されている沖縄タイムスの記事によりますと県の2020年度の調査におきまして、回答した県内47病院のうち約2割で薬剤師が「全く足りない」とし、「やや足りない」を合わせると65.9%に上るとされております。県薬剤師会会長によりますと地域包括ケアの推進で薬剤師に求められる役割は多様化しており、優秀な人材がより多く県内で活躍できる環境を整えるため行政と大学が協力し、具体的に動かしてほしいというコメントをしたと掲載されております。一方で、記事中には一部抜粋ではございましたけれども、県内国公立大学への薬学部の新設の予算について、土地・建物・設備費などの初期費用が約128.5億円と試算されており、また薬学部は6年制のため、6学年そろうまでの間、人件費などの維持費用とのバランスがとれず歳入不足となる可能性もあり、不足を補う仕組みの検討も必要だという指摘がされております。現段階では、こうした点を踏まえまして、本市及び名桜大学の設置主体である北部広域市町村圏事務組合と名桜大学との間では薬学部の設置についての議論は特になされていないところでございます。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 名桜大学に薬学部が設置されるということは大変いいことではあるのですが、現状を見てみますと、かかる費用が128.5億円とされ、また薬学部が6年制のため、それまでの6年間、学生がそろうまでの人件費とかいろいろな費用がかかると。また、その中で、北部広域市町村圏事務組合と名桜大学の間でも十分なコンセンサスがとられていないということが先ほどの答弁でございました。私もこれはすばらしい計画であると思うのですが、現段階はその段階にあるのではなく、まず設置主体である名桜大学と市当局、それに北部広域市町村圏事務組合コンセンサスをとりながら、それとまた専門部会を立ち上げて、いかにしてその大きな予算をクリアし一つ一つ実現していくかというような、この積み上げの段階からやっていかないといけないのかなと考えております。いいことではあるのですが、ただ単に構想を上げてそれをやりますというだけではこういった大きなプロジェクトはなかなか前に進んでいかないのかなと考えているところでございます。やはりいいものですので、進めるためには具体的に何をどうするのか。そして、きちんとすることが必要だと思いますが、現在の段階では絵に描いた餅という構想の感が否めません。(やじあり)(「議長、注意して」との声あり)それでは次の項目をお願いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 私のほうからは質問事項の3要旨(1)についてお答えいたします。安和区にあります安和・山入端緑地につきまして、令和2年4月に安和区より謹呈された安和区まちづくり構想・基本計画の中で、施設の経年劣化などがあり、再整備をしてほしいという要望を受けております。さらに令和3年8月に要請書とともに安和・山入端緑地再整備基本構想を受領しております。その後、事業実施に向けて庁内で調整を行っているところであります。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 私のほうからは事項3要旨(2)橋の設置要望についてお答えいたします。議員ご質問の為又13号線終点側から先の道路につきましては、準用河川東屋部川の河川敷地を使用した道路となっており、公図上、行き止まりの道路となっております。これまでは終点側地権者のご厚意により、住宅を建設するまでの間、土地の一部を地域の皆様や保育園の送迎等で為又3号線への抜け道として通行させていただいていたところでありますが、地権者による住宅建設の計画があることから、令和3年11月1日より通り抜けができなくなっております。当該地区においてはアパートや住宅等も立ち並んできておりますが、建築時においても為又13号線及び河川敷地を利用し接道することで建築許可を得ている道路となっております。市で行う道路の整備や橋の設置につきましては、名護市道路整備プログラムに基づき整備を進めている状況であります。同プログラムは、市内の全行政区に対し最大3路線までの要望アンケートを実施し、名護市の道路整備を限られた財源の中で効率的かつ効果的に行うため、点数づけを行い、各道路の機能を明確化し、優先的に整備すべき路線を抽出することで道路事業の透明性及び公平性、必要性を明確にすることを目的に平成25年度に策定し、計画期間を10年間として平成27年度から運用を開始しております。現在の道路整備プログラムにおいて当該路線は含まれてなく、令和5年度から次期道路整備プログラムの各区要望調査を行いますので、その中で検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 それでは二次質問。現在、安和区においては、公園がより地域に親しまれ憩いの場となるように、安和区でもワークショップや先進地事例調査を重ねて、安和・山入端緑地再整備基本構想を策定して具体的な構想を示したところでありますが、それについてはどのようにお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 安和区からの要望につきましては、できる限り基本構想に近い内容で取り組みたいと考えております。整備事業につきましては補助事業の採択要件等の制限などの課題もありますので、関係課と調整を行い、必要に応じて地元との調整を行い、事業が実施できるよう努めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 ぜひ、現在の公園が整備されることで、より利便性の高い、また、区民に親しまれるような公園が実現できるように、取り計らいをよろしくお願いいたします。次の橋の設置要望についてですが、私に要望があったのは、特に車が通る大きな橋ということではなく、人が通れる小さい橋がその中間に欲しいということでありましたが、その所管部はどちらになるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 橋に係る占用関係、河川の関係につきましての所管は建設部となっております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 現在あの地域は、白銀橋と下宇座橋ですか、その間が約七、八百メートルほどあって、歩いて向かいのいろいろな施設を利用するのに迂回しないといけないということで不便になっているということをお伺いしておりますので、人が通れる程度の橋、実現できるのであればその面でいろいろな条件をクリアして造ってほしいと思いますので、よろしくお願いします。それでは最後の事項4についてお願いいたします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問事項の4質問の要旨(1)と(2)についてお答えいたします。まず質問の要旨(1)につきまして、私が名護市長として名護市の発展のために実現してきた諸施策につきましては、私が掲げた公約を中心にこれまで約4年の間、スピード感を持って取り組んでまいりました。特に子育て支援につきましては、保育料、学校給食費、そしてこども医療費の無償化を実現し、子どもの貧困対策という意味も含め、子育てしやすい環境を整えたことは、市民福祉の向上に大きく寄与することができたと考えております。また、スポーツコンベンションの推進につきましても、名護市営球場が完成して、日本ハムファイターズの春季キャンプが再開されました。令和元年度には名護市営球場に隣接するサッカー・ラグビー場の整備に着手し、将来的には現在1面しかないグラウンドが2面になり、有名大学、そしてプロ選手等の助言を受けて芝の質も飛躍的に向上する計画となっております。市民のスポーツ活動の充実とともに、プロチームの合宿の誘致など大きな経済効果も期待でき、スポーツコンベンションの起爆剤として大きく期待をしているところでございます。さらには、高額な施設整備費用の負担が長年にわたる課題でありました一般廃棄物処理施設の整備につきまして、国に対し支援を要請してきた結果、高補助率で整備することが可能となりまして、現在、令和6年3月の完成を目指し、着実に進めているところでございます。そのほかにも給食センターの整備、斎場、冷凍冷蔵施設、多世代交流施設の整備に加えて、コミュニティバスの運行、名護湾沿岸のまちづくりについても着実に進めているところでありまして、私が市民にお約束した公約の約8割が実現または着手中となっております。市長1期目の残りの期間は、公約の実現に向けて引き続き努力してまいる所存でございます。質問の要旨(2)につきまして、今後の課題としては、先ほどご説明したとおり「子育て支援」について引き続き力を入れているところでございますが、本市の待機児童につきましては若干改善が見られるもののまだ多い状況にあり、特にゼロ歳から2歳児の待機児童が多いため、小規模保育施設の整備について進めているところでございます。また、待機児童解消のためには保育士を確保する必要がありますので、令和元年度から潜在保育士等が市内認可保育施設で働く際に助成金を交付する「名護市保育士等緊急確保事業」を実施しております。このように様々な取組を併せて実施することで、待機児童の解消に取り組み、より一層子育てしやすいまちづくりとしていきたいと考えております。また、名護湾沿岸のまちづくりにつきましては、平成30年度から名護漁港や21世紀の森公園など名護湾沿岸の地域を活用したまちづくりを進めておりまして、令和3年3月には21世紀の森公園周辺エリア及び中心市街地を含む名護漁港周辺エリアの具体的な整備計画を示した「名護湾沿岸基本計画」を策定いたしました。現在の名護市は市街地が郊外に広がり、大型店舗が国道58号沿いに進出するなど中心市街地への人の流れが減少している傾向にあり、市内の経済活性化を考えた際、市街地全体のバランスを整える必要があると考えております。そのため、本計画における名護漁港周辺エリアでは、本市の玄関口として将来的に鉄軌道駅の整備を見据えて様々な公共交通が連携する交通結節機能や物産拠点を整備し、市民や来訪者が立ち寄る場をつくり、名護漁港及び中心市街地の活性化につなげるとともに本市の公共交通の再編と連動させ、本市全域に波及するまちづくり計画の策定を進めております。また、名護市役所庁舎が築40年以上経過しており、また同様に市民会館も老朽化が進んでおります。これら施設の移転・更新も将来的に必要となってくるため、これらの財源の確保も課題の一つとなっております。そのほかにも、本市の様々な分野において改善すべき部分や新たに整備する必要がある施設等があると考えております。このような中、官民連携窓口の設置など様々な手段を活用し、しっかりと整備し解決に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 それでは二次質問に移らせていただきます。現在、市長が執り行っている子育て支援3点セット、保育料の無償化3.5億円、給食費の無償化2.5億円、18歳までのこども医療費1.1億円、計7.1億円の恩恵を受けている市民は大変喜んでいるという話を耳にします。子育て支援の無償化は再編交付金で行っていると伺っておりますが、新聞報道によりますと、これらは名護市の予算規模である450億円の1.5%ぐらいにしか当たらないと。それで、無駄を省けば、名護市の財政規模であればそのような資金は生み出せるという報道がありますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 予算の組み方ということで私のほうからお答えいたします。まず、毎年度の当初予算編成について説明いたします。当初予算の編成に当たり予算編成方針を策定し、全庁的に通知をいたします。予算編成方針には予算編成に関する基本的な事項が示されており、その方針に基づき各事業担当課は予算要求をいたします。令和3年度当初予算編成方針では、扶助費の増加や大型公共事業の建設、新型コロナウイルス感染症への対応など、現下の厳しい財政状況に鑑み、コスト意識を持ち、経常経費は最大限削減すること、限られた財源により最大の効果を上げる予算編成に取り組む等の方針が示されております。各事業担当課より要求された予算について財政課のヒアリングや査定等を行い、3月定例会に予算案を提案し、議会の審議を経て予算が確定しております。このような過程を経て予算は成立しておりますので、無駄な予算を計上しているということはないと考えております。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 名護市では無駄な予算を計上しているということはないということですね。もしそのような無駄な予算を改善して子育て支援に充てるということができれば、前政権でも十分、実施できたのではないかと考えます。8年間においてそれが実施されなかったということは、裏を返せば、名護市の予算は無駄な予算を組んでいないあかしかなと考えます。それでは次を伺います。仮に、子育て支援無償化3事業を一般財源で行うと、7.1億円の一般財源が必要になりますが、他の事業費の削減などの影響は大きいのではないか。また、それに付随する補助事業の場合を考えると、その金額は単に7.1億円ではなくてそれ以上になると考えますが、その点についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 議員がおっしゃるとおり、一般財源で行うとなると他の事業に大きな影響があると考えております。例えば補助率が50%、一般財源が50%の事業ですと、一般財源が7億円であれば事業費は14億円となります。また、補助事業で補助率が80%、一般財源が20%の事業ですと、一般財源が7億円であれば事業費は35億円となります。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 つまり、7.1億円を目指すために一般財源から持ち出ししますと、この7.1億円にとどまらず、35億円でしたか、それ以上の金額になることが予想されるということですね。(うなずきあり)それでは次に、名護市は今、予算執行には監査が入っていると伺っておりますが、新聞掲載にある無駄と言われていることについて、これまで何か監査で指摘を受けたことはあるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 地方公共団体の決算につきましては、地方自治法第233条で規定されております。第1項で、会計管理者は、毎会計年度、政令で定めるところにより、決算を調製し、出納の閉鎖後3か月以内に、証書類その他政令で定める書類と併せて、普通地方公共団体の長に提出しなければならない。第2項で、普通地方公共団体の長は、決算及び前項の書類を監査委員の審査に付さなければならないと規定されております。この規定に基づき、毎会計年度の決算について監査委員の審査を受けております。ご質問は、監査委員から予算執行について無駄があるというような指摘があったかということですが、過去5年間の監査意見ではそのような指摘はございませんでした。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員。 ◆長山正邦議員 特に監査委員からは無駄があるというような指摘を受けたことはないということですね。ありがとうございました。それではまとめたいと思います。今、新聞報道によりますと、玉城デニー知事は、掲げた公約291のうち5施策しか実行されてないと。パーセンテージで言うと1.7%に当たります。公約としていろいろ掲げることは誰にでもできるのですが、本当に大切なことは、しっかりとした財政的裏づけに基づいた、公約を実現していく努力が試されるのかなと考えております。単純に県と市を比較することはできませんが、渡具知市長は公約として掲げたことを80%達成及び着手中ということは、渡具知市長のリーダーシップの下、市職員の皆様が知恵を絞り、いろいろな補助メニューを創意工夫して引き出し、裏づけとなる財源をしっかり確保したたまものだなと考えます。また、市民、特に若い世代からも子育て支援の恩恵を受け、その分ちょっと余裕資金ができたので、将来の住宅資金への準備金としたいということでためているという話も私は耳にしております。また今回、市民生活の向上に向け、残された課題、いろいろな大型プロジェクト等もありますが、また市職員と一体となってしっかりと取り組んでいき、市民生活の向上を図り、住みよい名護市を築くためにしっかりと取り組んでいってほしいと思っております。以上をもちまして、若干早いですが、長山正邦、一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 長山正邦議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午前10時51分)                              再 開(午前11時1分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。金城善英議員、一般質問を許します。 ◆金城善英議員 皆さん、こんにちは。議席番号21番、公明党の金城善英です。ただいま議長の許可がありましたので、令和3年、2021年12月10日金曜日、第205回12月定例会、連続78回目の一般質問をさせていただきます。初めに渡具知市長の1期目の市政運営全般について、とにかく公約実現のスピード感には市内外の多くの方々から高い評価があることを事実としてお伝えしたいと思います。やがて2年に及ぶ、世界中が未曾有のコロナ禍の中での本市の新型コロナワクチン接種事業、経済対策、市民生活の向上と家計費の負担軽減、子育て支援、教育行政、住宅や道路整備、交通安全、交通渋滞対策、公共交通対策、スポーツ振興などの取組を多くの市民の皆様が高く評価しております。これからもまだまだやるべき課題は山積しております。2期目も勝ち取って、引き続き市民生活向上第一で、もっと輝く名護市へ向けて頑張っていただきたいと希望を託して質問に入りたいと思います。質問の事項1 新型コロナウイルス感染症拡大への対応について。政府が11月19日に閣議決定した経済対策の国民の暮らしを守る支援策や、同月26日には新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「オミクロン株」が南アフリカなどで見つかったことを受け、同国をはじめ6か国(11月29日午後1時過ぎに岸田総理大臣から11月30日午前0時から全世界からの外国人の新規入国を原則停止との発表があった)を対象に水際対策を強化すると発表しました。感染の第六波への備えとともに市民の皆様の命と健康、暮らしを守るための家計への支援策が求められております。以下、具体的な取組をお伺いします。要旨(1)新型コロナワクチン接種の状況と3回目接種の円滑実施に向けて。要旨(2)18歳以下(高校3年生まで)の子育て世帯に向けた新たな給付について。要旨(3)住民税非課税世帯への給付について。要旨(4)困窮する学生への給付について。要旨(5)1人最大2万円のマイナポイント付与について。要旨(6)デジタルトランスフォメーション(DX)を基盤とするマイナンバーカードを活用したサービスで、スマートフォンでワクチン接種証明書アプリを利用することについてお伺いします。次に質問の事項2 医療・福祉行政について。要旨(1)難聴児の補聴器の購入や修理費の補助について。要旨(2)沖縄市では軽度・中等度難聴児補聴器購入費等助成事業が実施されているが本市はどうか。また、実施されている場合、骨伝導補聴器は助成対象とされているのか。要旨(3)子宮頸がんワクチン接種の勧奨について。要旨(4)産後ケア事業のさらなる利便性向上について。要旨(5)チャイルドシート(ベビー・ジュニアシート含む)の無料貸出しについてお伺いします。次に質問の事項3 過疎化対策について。要旨(1)名護市の1町4村合併前の旧4村、屋我地、羽地、久志、屋部の過疎化対策と均衡ある発展のために市営住宅政策としてテレワークスペースを間取りに取り入れることについて。要旨(2)総務省が推進する「お試しサテライトオフィス」活用について。要旨(3)源河区のテレビ共同受信施設老朽化への対応についてお伺いします。次に質問の事項4 道路行政について。要旨(1)21世紀の森公園西側出入口(ホテルゆがふいんおきなわ前)の横断歩道付近への道路照明設置について。要旨(2)タピックスタジアム名護周辺の国道449号沿い歩道への防護柵設置について。要旨(3)LINE公式アカウントの開設による公園や道路損傷などの通報システム構築についてお伺いします。次に質問の事項5 軽石問題について。要旨(1)軽石の漂流・漂着対策について。次に質問の事項6 教育行政について。要旨(1)県立名護高等学校附属桜中学校について。県教育委員会は2021年8月19日に北部の中高一貫校の校名を決定しました。2023年4月に開校を予定していますが、本市教育委員会としての取組をお伺いします。以上、一般質問といたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 それでは私のほうからは質問事項の1要旨(1)と要旨(5)、要旨(6)と質問事項の2要旨(3)、要旨(4)についてお答えいたします。先に事項1要旨(1)についてお答えいたします。新型コロナワクチン接種の状況と3回目接種の実施につきましては、本議会冒頭の報告と重複いたしますことをご了承ください。まず、接種の状況につきましては、12月1日時点の全年代の1回目接種率が70.3%、2回目接種率が69.1%となっており、新型コロナワクチン接種を希望する方はおおむね接種ができているものと考えております。次に3回目接種につきましては、11月26日に12月接種対象者に対し接種券を発送し、12月1日より個別接種実施医療機関において医療従事者の3回目接種が始まっております。2月から開始予定の高齢者等への接種券の発送及び予約受付につきましては週単位とし、毎週約1,000名から2,700名の方に接種券を発送し、予約申込みのコールセンターに15人から20人を配置することで円滑な予約受付を実施したいと考えております。また、希望する方が早期に接種できるよう、2月から市民会館中ホールでの集団接種を再開する予定となっております。次に事項1要旨(5)についてお答えいたします。令和3年11月19日に閣議決定されました「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」におきまして、マイナンバーカードの普及を促進するとともに消費喚起や生活の質の向上につなげるため、マイナンバーカードを活用して幅広いサービスや商品の購入などに利用できるマイナポイント、これは1人当たり最大2万円相当であります。それを付与することが挙げられており、具体的には、マイナンバーカードの新規取得者、これはカード取得済でこれまでマイナポイントを付与されていない者も含みます。それに最大5,000円相当のポイント。健康保険証としての利用登録を行った者に7,500円相当のポイント。あとは公金受取口座の登録を行った者に7,500円相当のポイントを付与することとしております。これらのことにつきましては、マスコミ報道を通して既に明らかになっているところでございますが、詳細につきましては現時点において国から正式な通知等がなされていないため、現段階におきましては把握していない状況でございます。本市としましては、今後も国の動向を注視してまいりたいと思います。続きまして要旨(6)についてお答えいたします。現在、海外渡航を予定されている方に対しては、パスポートまたはその写しなどの提示を求めて、接種証明書、ワクチンパスポートを発行しております。今後につきまして、国はワクチン接種証明書をスマートフォン上で、専用アプリからマイナンバーカードによる本人確認の上で申請・取得することができるためのデジタル化を年内に実現するとのことであります。それにより、海外渡航時における出入国時のワクチン接種履歴の確認を効率的に行うことができるとともに、国内においても飲食店やイベント主催者などが提供するサービス等において接種証明の幅広い活用が想定され、マイナンバーカードの普及促進にもつながることが考えられます。続きまして事項の2要旨(3)についてお答えします。先に答弁いたしました神山正樹議員への答弁内容と重複する部分がありますが、ご了承願います。令和3年10月、厚生科学審議会と薬事・食品衛生審議会の合同会議で、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの安全性に特段の懸念が認められないことや有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことにより、令和3年11月26日、厚生労働省健康局長通知により平成25年通知が廃止されました。予防接種法第8条及び予防接種施行令に基づき、今後、名護市においても対象者や保護者に対し個別通知による接種勧奨を実施してまいります。名護市では現在、HPVワクチンの接種が可能な医療機関が8か所あります。今回の個別接種勧奨を再開するに当たり、医療機関への協力依頼や情報提供を行い、対象者や保護者にはHPVワクチン接種の有効性や安全性について説明を行うとともに、接種に迷いのある対象者や保護者については希望した場合に接種ができるよう周知してまいります。被接種者が接種後に体調の変化を感じた際に適切に相談や診療などの対応が行われるよう、相談体制や医療体制についても情報提供を行い、連携を図っていまいります。HPVワクチン接種の情報提供については、名護市ホームページに加え、個別通知の際にパンフレット等を同封し、対象者と保護者が接種について検討・判断するために必要な情報提供を行う予定としております。令和4年度に勧奨する対象者につきましては、標準的な接種期間に当たる中学1年生の女子に加えて、これまで個別勧奨を受けていない定期接種の年齢に該当する女子に対してどのように通知していくかについて、国からの通知等情報把握に努め対応してまいります。続きまして質問事項の2要旨(4)についてお答えいたします。産後ケア事業は、母親の身体的回復と心理的な安定を促進するとともに、母親自身がセルフケア能力を育み、母子の愛着形成を促し、母子とその家族が健やかな育児ができるよう支援することを目的に令和3年度より実施しております。サービス内容は宿泊型・通所型、通所型は6時間、3時間、それと訪問型の4種類で、産婦一人が合わせて7回まで利用可能となっており、現在は助産院等の4施設へ委託実施しております。対象者は、産後の心身の不調または育児不安等がある褥婦(ジョクフ)とその乳児となっており、保健師等の相談によって支援の必要性を把握していることから、利用ごとの申請となっております。事業開始後、サービスを複数回利用する方が増加しており、利用者からはまとめて申請できないかとの声も聞かれていることから、状況把握の方法を工夫し、利用申請手続を簡略化できるよう検討してまいります。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 私のほうからは質問事項1要旨(2)と事項2要旨(5)について答弁します。質問事項1要旨(2)18歳以下、高校3年生までの子育て世帯に向けた新たな給付についてお答えします。令和3年11月19日に閣議決定された「令和3年度子育て世帯への臨時特別給付金事業」については、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、その影響により苦しんでおられる子育て世帯の経済的負担を軽減する目的で、子育て世帯に対し臨時特別的な給付措置としてゼロ歳から高校3年生までの子どもたちに子ども1人当たり5万円の現金を迅速に支給する内容となっております。その際、中学生以下の子どもについては、児童手当の仕組みを活用することで、申請なしの積極支給型である「プッシュ型」で先行して年内に支給を開始し、申請を必要とする高校生相当等については順次給付するということになっております。当市で想定される対象者の人数は、新生児を含めて1万3,532人となっており、支給見込額6億7,660万円及び事務費を、去る12月2日の本定例会、議案第64号「令和3年度名護市一般会計補正予算(第8号)」として上程し、先議で原案可決していただきました。現在はプッシュ型支給が可能な中学生以下の子どもの年内支給に向け、実施要綱の制定、システム改修、支給決定の個別通知・案内の発送、広報紙等による周知等に取り組んでいるところです。続きまして質問事項2要旨(5)チャイルドシート(ベビーシート・ジュニアシート)の無料貸出しについてお答えいたします。チャイルドシート等の無料貸出しについて、県内他市町村の取組を調査したところ、無料貸出しではございませんが、浦添市で平成30年12月と令和元年8月にレンタカー会社より寄贈されたチャイルドシートの中古品を、無料で抽選譲渡が行われていたことが確認できました。また、県内の交通安全協会連合会に確認したところ、現時点での把握ですが、県内の協会で無料貸出しは行われていないとの回答を得たところです。本市ではチャイルドシート等の無料貸出しについては現在まで実施した実績はございませんが、今後は子育て支援の施策として何ができるかや、その中での優先順位等も勘案し検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。 ◎荻堂盛邦福祉部長 それでは私のほうからは質問の事項1要旨(3)と、それから質問の事項2要旨(1)、(2)につきまして答弁を行います。それでは質問の事項1要旨(3)について答弁します。住民税非課税世帯への給付については、11月19日に閣議決定され、現在、開会中の臨時国会において審議中の補正予算に盛り込まれている状況でございます。対象世帯数につきましては、現段階では、さきの閣議決定で住民税非課税世帯を対象とするといった報道がなされていることから、12月3日現在の名護市の対象となり得る世帯数は約9,700世帯となっております。次に給付事業に係る事務費等を含めた予算についてでございますが、先ほどの非課税世帯数に単純に10万円を掛けますと約9億7,000万円の給付費となるものと見込んでございます。事務費等についてですが、こちらは現段階では不明な点が多いため、今後いろいろと諸条件が示されていくことにより必要な経費などを算出できるものと考えております。なお、給付事業に係る給付費や事務費等の必要経費が積算でき次第、係る補正予算について議会においてご審議いただきたいと考えております。なお、課題についてでございますが、先ほども申し述べましたが、現段階で諸要件や実施方法について不明な点が多いため想定することは難しいところではございますが、前回、臨時福祉給付金事業が実施された際の課題のいくつかの点につきまして、今回も同様に課題となると思われます。現時点では2つ例示させていただきますが、1つ目は、対象者が住民税非課税世帯ということで、基本として扱う情報が税情報ということもあり、税情報の取扱い方や確認の仕方、それから、そもそも申告がなされておらず課税情報自体が確認できない世帯などへの対応をどうするかということや、それから2つ目に、今回の給付事業については申請方式ではなくプッシュ型といった報道等もあることなどから、対象世帯への給付に係る口座情報の有無、その確認の方法をどうするか、そういったことが挙げられると思います。今後のスケジュール等につきましては、先ほどから同じ答弁となってございますが、現時点では不透明な点が多いためお答えしかねます。いずれにいたしましても、対象世帯等への迅速な給付につなげられるよう、国会での審議結果や、それから国から発出される通知等に基づき、庁内での担当部署や今後のスケジュールなど、給付に係るスキームについて調整を進めていきたいと考えております。続きまして質問の事項2要旨(1)及び(2)につきましてでございますが、こちらは一括してお答えいたします。補聴器の購入や修理費用の補助につきましては、現在の制度上、障害者総合支援法に基づく補装具費の支給と、それからもう一つ、軽度・中等度難聴児補聴器購入費等助成事業による費用の助成、この2つの制度があります。まず、補装具費についてですが、支給対象者及び支給対象となる補聴器の種類につきましては、国により基準が定められてございます。なお、支給対象者は基本的には聴覚障害による身体障害者手帳を所持している方となってございます。次に軽度・中等度難聴児補聴器購入費等助成事業による費用の助成ですが、こちらは沖縄県による補助事業を活用して各自治体が実施している事業となってございます。質問にもございますとおり、沖縄市と同様、名護市においても平成30年度より実施しております。助成対象者及び助成対象となる補聴器の種類につきましては、沖縄県の補助事業に基づき定められてございます。助成対象者は両耳の聴力レベルが30デシベル以上で、かつ身体障害者手帳の交付対象とならない者であり、18歳未満の児童となってございます。それから質問要旨(2)にあります「骨伝導補聴器」についてでございますが、同じ骨伝導の仕組みを利用した補聴器でも様々な種類が販売されております。現在実施している軽度・中等度難聴児補聴器購入費等助成事業におきまして、当該補聴器は助成対象となっているものもございますが、同じ骨伝導の仕組みを利用した補聴器でも一部の種類につきましては「助成対象とされていないもの」があります。なお、先にお答えしました障害者総合支援法に基づく補装具費の支給についても同様となってございます。以上が現在の状況となっておりますが、軽度・中等度難聴児補聴器購入費等助成事業におきましては、沖縄県の補助事業を活用していることもありますので、現在助成対象とされていない補聴器の種類につきましては必要に応じて沖縄県に調整していきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからは質問事項1の要旨(4)についてお答えいたします。困窮する学生への支援といたしましては、国におきまして、学生等の学びを継続するための緊急給付金が令和3年度補正予算として令和3年11月26日に閣議決定されております。事業内容といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況にある学生等の学びを継続するため現金を支給するものです。対象につきましては、大学院を含む国公私立大学、短大、高専、専修学校専門課程、法務省告示に指定されている日本語教育機関の学生となっており、留学生も含まれております。給付される金額については10万円となっており、支給対象となる学生の要件は「高等教育の修学支援新制度(給付型奨学金・授業料等減免)」の利用者で、原則として自宅外で生活をしていること、家庭から多額の仕送りを受けていないこと、家庭の収入減少等により家庭からの追加的支援が期待できないことなどとなっております。給付金支給までの流れといたしましては、対象学生が各大学などに申請を行うこととなっており、各大学などは要件を満たしているかなどの審査を行い、日本学生支援機構、JASSOへ要件を満たした学生のリストを提出し、対象学生には日本学生支援機構から給付金が支給されることとなっております。名桜大学にこの対応について確認をしましたところ、国から具体的なスケジュール等はまだ示されていないとのことでしたが、迅速に対応を行っていくと伺っております。本市といたしましても、引き続き名桜大学と情報交換を行いまして、必要な相談に応じていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 私のほうからは質問事項3要旨(1)について、そして事項4 道路行政についてお答えいたします。まず、質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から有効な働き方の一つとして、全国的にインターネットなどのICTを活用し、自宅などで仕事をするテレワークを活用した働き方が普及してきております。市内でもコワーキングスペースが整備されてきております。質問にありますテレワークスペースを市営住宅の間取りに取り入れることにつきましては、昨今の働き方の変化に伴いテレワークスペース導入に係るニーズの把握が必要であることから、今後、建て替えを予定している市営住宅の建設の際には、入居者の世帯状況、就労状況、勤務形態などを踏まえた上でアンケート調査等を実施し、設計業務の参考にしたいと考えております。次に質問事項4要旨(1)、(2)、(3)についてお答えいたします。まず、要旨(1)の横断歩道の道路照明設置につきましては、現地を確認いたしましたところ、国道449号を横断する横断歩道と21世紀の森公園西側出入口側に縦断する横断歩道が設置されておりました。当該箇所につきましては、沖縄県管理の補助国道となっており、管理者である北部土木事務所に問合せを行ったところ、現状の利用状況等を確認した上で必要性について検討を行うとの回答がございました。また、当該箇所においては、国道449号屋部向けの左折帯、市街地向けの右折帯の整備計画等もありますので、管理者である沖縄県と調整を図りながら、設置に向けて検討してまいりたいと考えております。次に要旨(2)についてお答えいたします。防護柵の設置につきましては、第202回定例会においても取り上げていただいた案件でありますが、管理者である沖縄県において利用状況等の確認を行い、必要性について検討しているところとの回答を得ております。しかし、設置されていない状況ですので、引き続き防護柵の設置をお願いしていきたいと考えております。次に要旨(3)についてお答えいたします。公園や道路損傷などの通報システムにつきましては、県内市町村で初めて道路通報アプリを導入した沖縄市がございますが、LINE公式アカウントの開設による公園や道路損傷などの通報システム構築につきましては、県内で導入している市町村はまだありません。道路通報アプリを導入した沖縄市にLINEなどの無料アプリを利用せず、独自のアプリを導入した経緯について聞き取りを行ったところ、本アプリはメールを起動するアプリのため、情報セキュリティーの観点から安全と考え、LINE等のSNSを活用せず、独自の通報アプリを導入したと伺っております。議員ご質問のLINEを活用した通報システムにつきましては、沖縄市の独自の通報アプリの導入経緯や今後の活用状況などの聞き取りを今後も行いつつ、名護市におきましても国のデジタルトランスフォーメーション推進計画を受け、デジタル化に向けた制度や組織の在り方について現在取り組んでいるところであります。このことから、本市のデジタル化に向けた取組に合致する公園や道路損傷の通報システム構築に向けて、今後も関係部署と検討を重ねてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項3要旨(2)についてお答えいたします。「お試しサテライトオフィス」は都市部の企業等がお試し勤務するための執務環境を用意するなど、サテライトオフィスの誘致を推進する自治体の取組について、総務省が情報発信するなどの支援を行う事業と認識しております。名護市は豊原地区周辺に企業集積施設を整備し、金融・情報通信関連の企業誘致に取り組んでおり、進出意向のある企業を名護市に招聘(しょうへい)し、企業集積施設の見学や各関係機関などとの意見交換などを行う企業招聘セミナーを行っております。さらなる企業進出の契機とするため、現在事業を進めているワーケーション拠点施設では、企業進出前のお試し期間として入居できる環境づくりも考えていきたいと考えております。また、市街地周辺や屋我地地区、久志地区において、民間企業によるテレワークスペースの整備も進んできており、各施設との情報交換、情報発信など、連携を図っていき、さらなる企業誘致につながるよう取り組んでいきます。企業誘致を促進することによる雇用の創出・定住人口の増加などは地域経済の活性化に寄与していると考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうからは質問の事項3要旨(3)、それから質問の事項5要旨(1)についてお答えいたします。質問の事項3要旨(3)についてお答えいたします。源河区テレビ共同受信施設の老朽化に伴う更新につきましては、基本的には設置者である放送事業者や共同受信施設組合が主体となり実施していただくものと認識をしております。これまでに議会の一般質問に対して答弁しているところでございますが、現段階においても共同受信施設の更新については既存施設の維持管理に該当する内容であることから、補助メニューの活用は難しい状況にございます。沖縄県の担当課に確認した際には地方債の活用の情報提供もありましたが、そちらに関しても条件が合わず、活用できないものとなっております。市といたしましては、活用できる手法の有無について情報収集を継続してまいりたいと考えております。次に質問の事項5要旨(1)についてお答えいたします。市の軽石漂着対策の取組といたしましては、10月27日に総務部、農林水産部、建設部、環境水道部による関係部課長会議を立ち上げ、対応等について協議を行っております。市といたしましては、これまでに管理する河川や漁港口への汚濁防止フェンスの設置等を行ってきているところでありますが、漂着した軽石の除去につきましては、先行して除去した場合の費用負担等の取扱いが明らかになっていないこと、仮置場の問題や処分方法など、県の方針決定を見極める必要があると考えております。また、除去作業に係る財政支援策につきましても、国から自治体への財政支援を強化するとの報道等がございますが、具体的な通知がなされたものではないため、今後、要件等について情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 質問事項6要旨(1)についてお答えします。北部地域への中高一貫校の設置につきましては、平成30年11月に名護市教育委員会から県教育長へ「沖縄県立中高一貫進学校の名護市への設置について」要請を行ってまいりました。その後、県教育委員会は「北部地区における中高一貫教育校に係る懇話会」などを開催し検討を重ね、令和3年3月の県議会において県教育長から、名護高等学校に併設する形で令和5年度までの開校を目指すことが明らかにされました。その後、基本方針等では、名護高等学校に併設する中高一貫教育校として、沖縄県立名護高等学校附属桜中学校を各学年1学級ずつとし、令和5年度に開校することとしております。第1期生には現在の小学校5年生の児童が対象となり、通学区域は県全域になるとされております。名護市教育委員会としましては、引き続き情報収集に努めるとともに県教育委員会から周知等の協力依頼があった場合は協力してまいります。また、開校するに当たって、県教育委員会から名護市立学校給食センターからの給食を提供できないかとの打診を受けており、現在、市教育委員会総務課において県教育委員会と双方の条件等を整理、確認しているところでございます。給食提供につきましては、本市といたしましては前向きに検討しており、今後も引き続き県教育委員会と調整を進めてまいります。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 それでは要望、あるいは少し再質問をさせていただきます。質問事項1の新型コロナウイルス感染拡大への対応について。要旨(1)新型コロナワクチン接種の状況については、医師をはじめ看護師、医療従事者、市長をはじめ名護市当局、スタッフの皆様のご尽力に敬意と感謝を申し上げます。いずれにしても、市民の皆様のご協力が必要であります。特筆すべきは、県内11市のうち、石垣市、宮古島市を除く本島内の9市の中で、12歳以上の2回目接種率が79.38%で接種率1位であります。どうか3回目接種の円滑な実施に向けては、無事故、安全第一の運営をよろしくお願いいたします。要旨(2)の18歳以下、高校3年生までの子育て世帯に向けた新たな給付については、今議会、先議案件で可決されたところであり、ご答弁にありましたように、対象者、新生児含め1万3,532人へ、一日も早く届けていただくことを強く要望いたします。また、1人当たり10万円相当分のうちの残り5万円は、来春までにクーポンか、自治体の実情に応じて現金給付も可能としております。もともと公明党は、未来応援給付としてゼロ歳から高校3年生世代まで全員に1人10万円相当の給付を提案していたものであります。生活者目線で、春の進学前には全員に現金給付がいいのではないかと考えておりますが、本市はどのようにお考えかお伺いします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 残り5万円の給付について、現時点で正式な通知は届いておりませんが、クーポン以外の選択肢が増えるのであれば、どの方法が市民のニーズに合うかを検討した上で速やかに給付していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城善英議員。 ◆金城善英議員 迅速かつ効果的なご判断で、暮らしを守る支援をぜひともお願いいたします。質問の事項1要旨(3)の住民税非課税世帯への給付について、対象世帯数約9,700世帯へ一日も早くお届けできるよう強く要望いたします。要旨(4)困窮する学生への給付についても、今後も、名桜大学、また沖縄高専などと情報交換など連携をとっていただきたいと思います。要旨(5)1人最大2万円のマイナポイント付与については、国の動向を注視していくとのことであります。マイナンバーカードの普及へのご尽力を引き続きお願いいたします。要旨(6)デジタルトランスフォーメーションについて、岸田総理大臣は先日、12月6日召集の臨時国会において、抜粋ですが、「マイナンバーカードは、安全安心なデジタル社会の「パスポート」であり、社会全体のデジタル化を進めるための最も重要なインフラです。マイナンバーカードと、健康保険証、運転免許証との一体化、希望者の公金受取口座の登録を進めるとともに、本人確認機能をスマートフォンに搭載することで、利便性を向上させます。さらに、12月20日から、マイナンバーカードを使い、スマートフォンによって、国内外で利用できるワクチン接種証明書を入手できるようにします。」このご答弁にもございました。「これらの取組を進め、国民の皆さんにデジタル社会のメリットを実感してもらえるようにします。」と表明されました。安全かつ利便性の向上に期待をいたします。質問の事項2の医療福祉行政について、要旨(1)ですけれども、難聴児の補聴器の購入や修理費の補助についてと、要旨(2)については、本市でも軽度・中等度難聴児補聴器購入費等助成事業が実施されているが、一部の骨伝導補聴器は助成対象とされていないとのことでありました。県との調整が必要とのことでありました。強く働きかけていただきたいと要望いたします。要旨(3)子宮頸がんのワクチン接種の勧奨について、これにつきましては日本産科婦人科学会の要望や国からの通知等情報把握に努めて、対応をよろしくお願いいたします。要旨(4)産後ケア事業のさらなる利便性向上について、男性には分からない妊娠、出産、育児の大変さでありますが、この産後ケア事業については利用者から大変に喜ばれております。ご答弁にありましたように、前向きなご検討をお願いいたします。あと、助産院は公式LINEで予約ができるようで、行政側でもSNS等オンラインで申請できれば助かるとの声をお届けさせていただきます。あと、飛んで質問の事項3、過疎化対策についてであります。質問の要旨(1)、(2)、(3)については、屋我地、久志地域(二見以北の10区とオーシッタイ)、屋部地域(安和、山入端、勝山の3区)の超高速通信サービス整備事業の進捗により、市街地と周辺地域のネット環境の格差の解消と定住条件の整備向上により、過疎化に歯止めがかかることに期待をしております。質問の事項4の道路行政については質問ではないのですが、大中公民間前の横断歩道、標識の移設、これは総務部になると思います。大西トンネル北側と南側交差点のガードパイプの修繕、羽地小学校裏側の通学路の舗装などの対応については、本当に、この場をお借りして心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。そのほかたくさんあるのですが、もう時間がございませんので、またあらゆる機会を捉えてお伝えしたいと思っております。質問の事項5の軽石問題については、本市議会第299回10月28日の臨時会において意見書が可決され、内閣総理大臣はじめ関係大臣や沖縄県知事宛てに送付したところであります。この意見書を受けて、名護海上保安署長の通事様、次長の清川様、署員の饒波様が大城秀樹議長にお礼のためにご訪問がありましたこと、皆様、議員諸公にご報告させていただきます。昨日ですか、當山賢建設部長からご報告がありましたが、いよいよ羽地内海の大規模な軽石除去が始まったようであります。本市としても、国、県、他市町村とも連携をとりながら、解決に向けてご尽力をお願いいたします。質問の事項6の教育行政について、質問の要旨(1)県立名護高等学校附属桜中学校についてでありますが、一義的には県教育委員会の取組でありますが、本市教育委員会として、現在の小学校5年生の保護者等へ中高一貫校の意義や目的など、市として発信していくには県との連携が大切と考えております。出願期間までに1年を切っております。さらに、受験も同じように1年を切っておりますので、積極的に情報収集に努めて、北部地域の教育振興発展に寄与していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。早口になりましたけれども、以上で今年最後の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 金城善英議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午前11時51分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。石嶺康政議員、一般質問を許します。 ◆石嶺康政議員 皆さん、こんにちは。大城議長より許可をいただきましたので、議席番号6番、市民ネット、石嶺康政、一般質問をさせていただきます。一般質問に入る前に所感を述べたいと思います。日本では、新型コロナウイルス新規感染者の減少が続き、県内でも感染状況は落ち着いてきていますが、南アフリカで新たに確認された変異株、オミクロン株が世界的に流行する兆しがあります。感染を最小限にするために3回目のワクチン接種等の対策を急いでいただきたいと思います。県内では、台湾有事や尖閣諸島の緊迫化に伴い、日米の軍事一体化で自衛隊と米軍の合同演習が行われています。中国の動きを牽制(けんせい)する狙いがあると見られ、沖縄本島、宮古、八重山への自衛隊配備強化が進められています。日本政府は、沖縄の基地負担軽減を進めると言うが、現実は軍事要塞化が進行しています。沖縄が標的の島となり、再び戦場になることは絶対に避けなければなりません。米大リーグエンゼルスの大谷翔平選手が、投打二刀流の大活躍で、ア・リーグの最優秀選手等、数々の賞を受賞しました。野球少年少女や野球ファンに夢と希望、元気を与えました。また、礼儀正しさ、笑顔は見る者を引きつけました。今後も、大活躍することを一野球ファンとして期待しています。呉我区内の雑草が繁茂した道路について、呉我区長から維持課へ相談したところ、早速、草刈りをしていただきました。地域住民から大変喜ばれています。ありがとうございました。それでは通告に従って一般質問をさせていただきます。質問の事項1 軽石漂着について。要旨(1)軽石漂着の状況について伺います。この軽石漂着については羽地内海に大量の軽石が入ってきています。これがこの状況です。(写真提示)それからこれが我部祖河川の河口になっています。このように、大量に軽石が漂着してきています。ぜひこの対策を急いでもらいたいと思います。要旨(2)軽石の除去作業に係る補助事業について伺います。要旨(3)回収した軽石の活用について伺います。要旨(4)軽石漂着で甚大な影響を受けた漁業や観光業等への補償について伺います。質問の事項2 名護市区長会からの要請について。要旨(1)各区の行政事務委託料を一律増額することについて伺います。要旨(2)都市公園管理費の見直しについて伺います。一覧表の資料提供ありがとうございました。要旨(3)各公民館への防犯カメラの設置について伺います。質問の事項3 教育行政について。要旨(1)不登校児童生徒数とその対策について伺います。直近10年の資料提供ありがとうございました。要旨(2)ヤングケアラーの実態とその対策について伺います。質問の事項4 農業行政について。要旨(1)サトウキビ収穫の人手不足対策について伺います。要旨(2)日本本土で鳥インフルエンザが発生しています。本市の鳥インフルエンザ対策について伺います。質問の事項5 米軍基地等について。要旨(1)辺野古新基地建設について、玉城デニー県知事は埋立設計変更を不承認としました。市長の見解を伺います。要旨(2)戦没者の遺骨が残る本島南部の土砂が辺野古新基地建設に使われようとしています。市長の見解を伺います。要旨(3)沖縄防衛局は、辺野古新基地建設の埋立てが始まる3年以上も前に軟弱地盤の存在を把握していたとの報道がありました。しかし、県に知らせることなく工事を強行しました。市長の見解を伺います。以上一次質問といたしまして、二次質問は自席より行います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 私のほうからは質問の事項1要旨(1)、(2)、(3)についてお答えいたします。質問の事項1要旨(1)についてお答えします。軽石の漂着は、海岸につきましては少量の漂着を含めますと市内の広域にわたり、西海岸、東海岸、羽地・屋我地各地の海岸において漂着が確認されておりますが、現在、時期的に北寄りの風が吹くことが多く、特に羽地・屋我地に漂着する傾向が見られているところでございます。河川につきましては、市の管理する普通河川での状況として、屋我地地区の済井出川河口、羽地地区の後原川河口、県管理の源河川の支流、福地川など一部において軽石の漂着を確認しております。市が管理する漁港につきましては、主に仲尾次漁港と屋我地漁港において漂着が確認されましたが、現在は港口に汚濁防止フェンスを設置したこともあり、市管理の5漁港について港内への漂着は最小限に抑えている状況となっております。いずれの場合におきましても、軽石の漂着については潮の満ち引き、風向き等により、漂着・消失を繰り返し日々変化している状況にありますので、引き続き調査等を継続し、状況の把握に努めてまいりたいと考えております。次に要旨(2)についてお答えします。除去作業に係る補助事業については、環境省による海岸漂着物等の対策事業においては各市町村への配分額が積算されるとのことです。その他の支援策について、国から自治体への財政支援を強化するとの報道等がございますが、具体的な通知等がなされたものではないため、今後、要件等について情報収集に努めてまいりたいと考えております。次に要旨(3)についてお答えします。軽石の利用法については、沖縄県環境部環境整備課においてアイデアを募集していると伺っており、数点の応募があるとの報道等を目にしているところでございますが、市内における活用の可能性について注目してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 私からは事項の1要旨(4)、事項の4要旨(1)、(2)についてお答えいたします。まず初めに質問の事項1要旨(4)の漁業補償についてお答えいたします。本定例会におきましては多くの議員の皆様から軽石に関するご質問がありますので、答弁に関して重複するところもあると思いますが、ご了承いただきたいと思います。軽石被害をめぐる漁業補償につきましては、議員ご承知のとおり、県内の漁業協同組合や水産関係団体が、市町村や沖縄県に対し要請を行っている状況でございます。本市としましても、漁業に対する軽石被害は自然災害によるもので、本市のみならず県内での被害状況が大きいことから、北部市町村会や、市長独自で沖縄県に対し漁業補償などの要請を行っているところでございます。沖縄県農林水産部によりますと、軽石により出漁ができない漁業者の現状や養殖被害等も発生していること、また県内市町村や水産関係団体などからの要請も受け、現在、沖縄県と水産庁で今後の対処方針などについて調整を行っているところでございます。方針が決定次第、説明する予定との回答がございましたので、国・県の動向を踏まえ、本市も対応していきたいと考えております。次に事項の4要旨(1)についてお答えします。名護市におけるサトウキビの生産状況について、直近3年の生産量で見ますと平成30年度が約1万4,868トン、令和元年度が約1万1,704トン、令和2年度が約1万2,970トンとなっており、おおむね1万2,000トン前後で推移しております。それらのうちの刈取方法別の割合で見ますと、平成30年度では手刈りが15.6%、機械刈りが84.4%、令和元年度では手刈りが15.5%、機械刈りが85.5%、令和2年度では手刈り14.1%、機械刈りが85.9%となっております。また、参考までに、平成27年度は手刈り27.3%、機械刈り72.7%となっており、このことから、サトウキビの収穫方法については生産農家の高齢化や手刈りの人手不足などの課題により、年々手刈りから機械刈りへ移行していることが確認できます。続きまして質問の事項4要旨(2)についてお答えします。まず初めに、今シーズンの日本国内における高病原性鳥インフルエンザの発生状況についてでございますが、令和3年12月9日現在、鹿児島県が2事例、秋田県・兵庫県・熊本県・千葉県・埼玉県・広島県でそれぞれ1事例ずつ発生しており、計7件8事例で、これまでに46万羽余りの鶏が殺処分されております。沖縄県においても渡り鳥のシーズンとなり、昨年に引き続き鳥インフルエンザの侵入に警戒を強めており、去る11月25日に沖縄県北部家畜保健衛生所主催による100羽以上の鶏飼養農家及び団体を対象に「高病原性鳥インフルエンザ緊急対策会議」が開催され、市内の採卵鶏農家が出席し、市町村担当者はリモートにより参加いたしました。ブロイラーの飼養農家及び団体については翌日11月26日の別の会議で説明済みであると伺っております。会議では鳥インフルエンザの概要から発生状況、鳥インフルエンザ侵入防止対策として、早期発見・早期通報の徹底、ウイルスの人・車両または野鳥を含む野生動物を介した農場内及び鶏舎内への侵入防止の徹底、農場周辺の消石灰散布などの消毒の徹底について説明がございました。本市の鳥インフルエンザ感染防止対策については、今後も県と連携し、農家に対して、従前より実施しております名護市単費事業である消毒・衛生奨励事業を活用していただきながら、消石灰等による鶏舎及び周辺の消毒、野鳥や猫、ネズミ等野生小動物の侵入防止徹底について引き続き呼びかけていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項1要旨(4)、事項2要旨(1)、(3)についてお答えいたします。初めに質問事項1要旨(4)の観光業についてお答えいたします。観光事業者への軽石漂着の影響については、除去作業や漂流状況の確認を行いながら通常どおりビーチやマリンレジャーが提供されている状況と伺っております。去る11月28日には、沖縄観光コンベンションビューロー主催による軽石除去作業がブセナビーチを中心に実施され、喜瀬区民をはじめ観光課職員、観光協会職員が参加し軽石の回収作業を行ったところでございます。そのほかにも、観光施設独自で回収作業を実施していることも承知をしているところでございます。沖縄県に問い合わせたところ、軽石除去を最優先に取り組んでいきたいとのことでありましたので、観光業などへの補償につきましては、国や県の支援策の動向を注視しながら市としても考えていきたいと思います。続きまして質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。現在、名護市は市民に対する行政事務連絡などの利便を図り、市政を円滑に運営するために行政事務を55区に委託しているところでございます。行政事務委託料といたしましては名護市行政事務委託要綱に基づき、基本額18万円、世帯割1世帯につき37円、人口割1人につき5円、面積割1キロ平方メートルにつき500円で計上しております。行政事務委託料の一律増額は考えておりませんが、区によって様々な状況があり、一部の区におかれましては過疎化、少子高齢化などにより運営が困難な行政区があることを認識しているところでございます。各区の様々な状況を踏まえ、平成30年度より55区を対象としました名護市コミュニティ基盤強化事業を実施し、財政的な基盤が脆弱(ぜいじゃく)である区を対象とした運営補助金を交付しているところでございます。次年度も引き続き各区の様々な状況を踏まえ、名護市コミュニティ基盤強化事業を継続実施し、財政的に基盤が脆弱な区に対し地域コミュニティーの維持、活性化を推進していきたいと考えております。続きまして質問事項2要旨(3)についてお答えいたします。各区公民館への防犯カメラの設置状況につきましては、現在12区に29台の防犯カメラが設置されております。各公民館への防犯カメラの設置についてでありますが、コミュニティ施設の設置及び管理に関する条例に規定されている区につきましては市と区で管理協定を締結しており、その中で備品購入は区が行うこととなっておりますので、現時点において市が防犯カメラを設置する予定はありません。しかしながら、施設を安全安心に管理する上で防犯カメラを必要と考える区も多くあると思いますので、要望がありましたら既に設置している区の状況を情報提供していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問事項の2要旨(2)についてお答えいたします。都市公園の管理につきましては、現在59公園におきまして公園所在の30区と管理委託契約を締結し、草刈りや清掃等の維持管理をお願いしております。公園の維持管理につきましては、公園整備の際に区と協議し維持管理を区に委託すること。委託費については、公園の草刈り作業等をしていただいた際のお茶菓子程度を負担することとしていることから、基本的に1公園につき月額1万円とすることを確認しております。ただし、規模の大きい公園や利用者が多い公園につきましては委託費を増額して対応しております。また、面積が広大な為又公園や大中公園、呉我多目的広場、山入端緑地につきましては区の草刈り作業に合わせて年4回程度、市で公園の一部の芝刈りを行っております。しかしながら、近年、地域外からの来園者の増加による清掃頻度の増加等により、公園の維持管理に苦慮しているとのご相談を公園所在の区長よりいただいております。つきましては、公園の利用や管理状況を確認し委託費の見直しについて検討したいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 質問事項3質問の要旨(1)についてお答えします。先日の翁長久美子議員の答弁と一部重複しますがご了承ください。資料を提出しておりますので併せてご覧ください。文部科学省では「不登校児童生徒」の定義として、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いた者としております。各年度の不登校児童生徒数につきましては資料をご覧ください。なお、令和3年度には、10月末現在で85人になっております。次に不登校への対策についてですが、不登校児童生徒の実態把握をするために毎月学校に調査を行っております。その調査等を踏まえて、市生徒指導連絡協議会において課題の把握と指導助言及び教職員への研修を実施しております。また、市教育相談学校訪問として、指導主事や教育相談員などが毎年全学校を訪問し、不登校やいじめ問題、特別支援教育など、学校の状況や課題を共有し指導助言を行っています。そのほかにも、指導主事による毎月の担当校訪問や学校ごとのケース会議、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、生活支援課こどもサポーターとの連携等を図って支援を行っています。このように教育委員会も支援を行いながら、学校がチームとなって不登校について対応しているところですが、さらに、あけみお学級における登校復帰に向けた支援や、特に課題が大きい学校につきましては、生徒指導支援者を追加で配置しております。生徒指導支援者は、担任等と連携を図りながら、不登校及び不登校ぎみの児童生徒を対象に登校支援や登校してきた児童生徒に対する教室での支援、教室に入れない場合は個別の学習支援や相談業務などの支援を行っております。不登校児童生徒の学習の遅れにつきましては、各学校において定期的に家庭に訪問し状況の確認を行い、その子の状況に応じてプリントを配布・回収するなどしております。また、学校に登校してきた際には個別で学習の支援などを実施しており、あけみお学級におきましては、室長及び支援員による個別指導を行い、学習の遅れに対応しているところでございます。さらに、不登校児童生徒の家庭にタブレット端末を持ち帰らせて、オンライン上で担任とコミュニケーションを図るなど新たな取組も始まっております。次に質問の要旨(2)についてお答えします。県は11月に、県内国公私立の全小中高校の学級担任などを対象にヤングケアラーの実態調査を行っており、令和4年1月をめどに分析結果を公表することになっております。調査の対象としましては名護市立小中学校の学級担任等も入っておりますので、その結果につきましては関係部局とも情報共有しながら取り組んでまいります。また、県は、来年度に児童生徒向けの調査を行うこととしております。教育委員会としましては、県の調査を注視しながら市内小中学生のヤングケアラーの実態把握について取り組んでまいります。また、ヤングケアラーへの対策につきましては、現在、庁内でヤングケアラーに特化した取組を行っているわけではありませんが、ヤングケアラーの原因となる貧困、介護などの課題の解決につきましては、教育委員会、こども家庭部及び福祉部において連携を図りながら対策を行っているところでございます。今後、県の調査の結果を基に、それぞれの部局との連携を図りながら本問題について取り組んでまいります。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長
    渡具知武豊市長 質問事項の5要旨(1)についてお答えいたします。沖縄防衛局が申請をしておりました普天間飛行場代替施設建設事業公有水面埋立変更承認申請につきましては、県知事が権限に基づいて不承認と判断したものと認識しております。報道にもありますように、先日、沖縄防衛局が国土交通大臣に対し行政不服審査法に基づく審査請求を行っておりますので、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。次に要旨(2)についてお答えいたします。土砂の利用につきましては、事業者である沖縄防衛局において様々な事情を勘案して適切に判断されることと認識しておりますが、一般論として申し上げれば、戦没者の遺骨が混ざった土砂は使用すべきではないと考えております。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 質問事項5要旨(3)についてお答えします。議員ご指摘の報道について沖縄防衛局に確認しましたところ、「ご指摘の報道については、2015年当時、B-28地点のボーリング調査を行っていた受注者が、ボーリング中にB-28地点で粘性土の地層が確認された旨の報告を沖縄防衛局の担当職員に行っております。その時点の報告は、ボーリング調査の最終的な結果の報告ではなく、引き続き、室内試験等を追加して調査することを提案していたものであり、地盤の強度等を評価するような段階にはなく、もとより地盤改良工事の要否を判断できるような状況にもなかったことから、報道で指摘されているような、「不都合な報告非公表」、「隠した」といった事実はないと考えております。」との見解を伺っております。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 大変失礼しました。先ほどの事項4要旨(1)サトウキビ収穫の人手不足対策についての質問でございましたが、先ほど私、答弁の中では現状報告のみになってしまいまして、少し漏れておりますので、再度追加で答弁したいと思います。今回のご質問が収穫時の人手不足対策とのことですので、特に手刈りに対するものと理解しておりますが、手刈り収穫への直接的な対策は困難と考えております。しかし、JAおきなわからの聞き取りによりますと、手刈りを予定していた農家が作業期間中に機械刈りへ変更を希望する場合でも、ハーベスターのオペレーターと調整の上、柔軟に対応できる体制が取られていると伺っておりますので、手刈り収穫されている農家への周知についても、JAおきなわに働きかけていきたいと考えております。また、名護市としましては、事業を活用してのハーベスターの導入や機械の機能向上を図るなど、県やJAおきなわ等の関係機関とも連携しながら、引き続きサトウキビ収穫体制の強化を図ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 二次質問は、事項5、1、2、3、4の順に行いたいと思います。まず、質問の事項5についてですが、設計変更承認申請の不承認を受け、辺野古新基地建設の全ての工事を止めるべきだと考えますけれども、市長の見解を伺います。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 現在、沖縄防衛局が実施している工事は、既に沖縄県知事の承認を得た計画に基づき実施されているものと承知をしております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次ですけれども、辺野古新基地建設で、県が設計変更承認申請を不承認したことを受けて、防衛局は私人に成り済まし、行政不服審査法に基づき、国土交通省に審査請求を行いました。行政不服審査法は、国民の権利の救済を目的とするもので防衛局が行った審査請求は法の趣旨に反するものと思います。この件について、市長はどう思われますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 国と県の見解に相違がある状況が続いている中で、このようなことになっているというのは事実としてございます。現在、国土交通省のほうでどのように判断されていくのか、これを見守るしかないなというのが市の見解でございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 ずっと見守っておりますけれども。今後の動向を見守るとか注視するということですけれども、この推移を見守っている間に約8%の土砂埋立てが行われています。市長は辺野古新基地建設に暗黙の了解と理解してよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 この件も何度も申し上げていますとおり、現在の工事は知事の埋立承認によって進められている工事でありますので、暗黙の了解ということではなくて、この工事自体が埋立承認を得られている工事だと解釈をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 昨日、岸本洋平議員の一般質問の答弁でも辺野古新基地建設には明確な答弁がなかったわけですけれども、住民生活に著しい影響を及ぼすようなこの辺野古新基地建設について、今後もそのような姿勢で臨むおつもりでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 繰り返しになるわけですが、住民生活、自然環境に影響が出るのではないかというようなことだと思っております。県知事の承認を得て行われている事業については、市として何らかの意見や見解を示す立場にはないと考えております。公有水面埋立法に定める手続に基づき、環境保全等に関しても県知事の審査を経た上で承認を得ていると理解をしているところでございます。承認の内容に沿って事業者が生活環境や自然環境に配慮することは当然のことだと認識をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 なかなかかみ合いませんけれども、次の要旨(2)に行きたいと思います。戦没者の遺骨が残る本島南部の土砂の件については、第202回の名護市議会定例会でも意見書を可決しております。市長の答弁の中では一般論としてのお話がありましたけども、私が聞いているのは一般論ではなくて、市長本人の考えを聞いておりますのでよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど一般論と述べたのは、何も基地に限定しているということではないわけでございます。ですから、先ほどの遺骨が混じった土砂というのは、この一般論というのは、基地に限定しているものではないということで答弁をいたしました。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 本島南部のこの土砂を使用することは、悲惨な戦争を体験した県民や国民、遺族の思いを傷つけて、戦死者をも冒涜(ぼうとく)するものになると思います。地元名護市長から沖縄防衛局へ本島南部の土砂の使用を撤回するよう求めてはどうでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 私のほうからそのような申入れをするつもりはございませんが、この土砂を沖縄防衛局のほうが使用するということについては、まだ確認をしているところでもございません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 意味がよく分かりませんでしたけれども、これは申入れをするということでしょうか。市長、もう一度お伺いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 そのことについて、はっきりとその土砂を使用するというようなことを防衛局がおっしゃっている、そこがいま確認できていないということでございまして、それを私のほうから防衛局のほうに申し入れるつもりはございません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 それでは要旨(3)に行きたいと思います。海底のこの地盤を調査した業者は2015年4月段階で、B28調査地点について土木的問題が多い地層が厚く堆積していると防衛局に報告しています。また、粘性土が比較的深い深度に厚く堆積していることが確認されたため、長期の圧密沈下が考えられるとも指摘しています。工事に重大な影響を及ぼす事実を隠蔽し、辺野古新基地建設を見切り発車で強行したため、軟弱地盤等改良の大規模な設計変更が生じています。工事費も9,300億円。今後も膨れて2兆5,000億円になるのではないかと言われています。工期についても12年以上となっています。国民、沖縄県民を愚弄していると思わざるを得ません。名護市長として、この件についてどう思いますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど参事のほうから、このことについて不都合な報告の非公表、隠したといった事実はない、そういった答弁がされているものと思います。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 軟弱地盤が海面下90メートルまで広がっているとされるB-27地点で、地盤の強度を調べる力学的試験が行われていないことについて市長はご存じですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 事業の詳細は承知していないところでございますけれども、今般、県知事が不承認にした理由の中において、軟弱地盤の安定性が十分に検討されていないとか、軟弱地盤の最深部、今ご指摘のところがございます。そういった県知事の考え方、そのことについては今回の不承認の理由の中で、大枠記されているのは存じ上げているところでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 市長がおっしゃっているとおり、最も重要な地点において必要な調査がされておらず、地盤の安定性が十分に検討されていないこと、これが不承認の一つとなっています。今の設計変更契約のままで工事を行いますと、小さな地震等で護岸が崩壊すると言われています。普天間飛行場を沖縄県内でたらい回しにするのは基地負担軽減にはなりません。再編交付金と引換えに、辺野古・大浦湾の自然豊かな海や静かな空を譲るわけにはいきません。名護市の子や孫たちが、爆音や飛行機からの落下物等の恐怖におびえることがないようにするのが、私たち政治家の役割ではないでしょうか。市長、その件についてどう思いますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 抽象的でちょっと答弁しにくいわけですが、この普天間飛行場代替施設建設、これにつきまして、設計変更も含めてこれからまた国の出方もあります。そういうことで、司法の場で争いを繰り返しているわけです。ですから、その決着を見ないと、この工事がそのまま進んでいくかどうか分からないわけです。ですから、その推移を見守っていくということでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 市長が推移を見守っている間にどんどん工事は進んでいきますよね。名護市民の代表として、辺野古新基地建設には主体的に行動するつもりがないことはとても残念です。次に質問の事項1に行きたいと思います。昨日、羽地内海の汚濁防止膜の展張後、軽石の除去をするとの説明がありましたが、これはいつまでになりますか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 昨日の議会終了後に羽地内海のほうで汚濁防止膜の展張が始まったとご報告をしましたけれども、現在、いつまで、汚濁防止膜を設置するかということに関しては、まだ軽石の状況が、どのぐらいかけて除去できるのか、また今、作業が始まっているのですが、試行錯誤を繰り返しながら軽石の除去をしていると伺っています。その工法が確立されまして、順調に軽石が回収される状況を見ない限り、いつまで設置をしていくという回答はできないということになっております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 県管理の海岸、市管理の漁港と行政の部署で、管理の主体は異なるわけですけれども、海はつながっていますので、国、県、市と共同で除去するような、協議会というのは現在やられているのでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 県と各市町村等での協議の場というのはございません。県の担当部局、あるいは市の部局等でのやり取り、そういったもので行われております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 大量の軽石ですけれども、ボランティア等が手作業で軽石の除去作業を申し出た場合に、土のう袋というのは提供していただけるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 ボランティア活動における土のう袋等の確保につきましては、これまで伺った中では、海岸管理者である沖縄県のほうで準備されているようでございますが、防災用の備蓄など、ある程度の数がございますので相談があった場合につきましては協力に努めていきたいと考えております。また、先日、軽石対策に役立ててほしいとのことで500枚の土のう袋が市に寄贈されておりますが、12月18日に行われるボランティア活動への提供について、主催者等と調整してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に要旨の(4)ですが、漁船のトラブル等、被害状況、それから自粛状況は把握されていますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 漁船等々のトラブルについてでございますが、本市の漁業関係者においても、軽石による漁船トラブルが少なからず発生しております。約9割の漁業者が出漁を控えておりますが、漁業協同組合に確認したところ、軽石の漂流があっても、現在、県内では軽石の影響により市場に海産物が少ないことで逆に魚の単価が上がっていることから、軽石によるエンジントラブルが想定される場合でも出漁する方もいて、エンジンのオーバーヒートを生じさせる事例もあると伺っております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 漁船が操業に出たときの軽石、船の軽石の除去の装置があるわけですけれども、先日も新聞に載っておりましたけれども、除去装置といいますか、ダブルでフィルターを設置するようなこともあるのだそうです。そういったものに対しての補助はありますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 本市の2つの漁業協同組合からは、沖縄本島周辺海域及び海岸などに漂着・漂流している軽石の除去、休業を余儀なくされている漁業者に対する休業補償支援や、エンジンの冷却水をこす、こし器の新設及び増設に係る費用に対する支援について要望が出されております。軽石被害は自然災害によるもので、本市のみならず県内での被害状況が大きいことから、国、県の動向を踏まえながら、本市も対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に質問の事項2ですが、行政事務委託料を一律に上げるというのはなかなか難しいそうですが、コミュニティ基盤強化補助金を総額として増額していただけないかというのと、それから都市公園の管理費の見直しですが、公園の面積やトイレの有無を考慮して管理費の見直しができないかということについて伺います。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 現在でありますが、コミュニティ基盤強化補助事業に関しましては、港区、親川区、振慶名区、山田区、内原区、古我知区、旭川区、饒平名区、我部区、運天原区、屋我区と、11区の区が受けております。直近5年間の平均額700万円以下の区にやっておりますので、増額というのは今は考えておりません。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 現在、面積が特別広大な地域とかは、今、委託料も考慮して値上げして対応するところもあります。それで、昨今また公園の長寿命化で、遊具の更新をしたところもあります。そこに対して、区域以外の方がまた利用されて、公園のトイレの清掃の頻度も上がっている状況等も聞きますので、そういう状況を踏まえて委託料の値上げについて検討してまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 防犯カメラの件ですが、既に12区で防犯カメラが設置されているようです。これについては、設置費用といいますか、これについては区費で捻出したのかというのと、それから情報提供をぜひお願いしたい。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 ほとんどの区が区費で行っております。情報提供につきましては地域力推進課のほうでやっていきたいと思います。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に質問の事項3の教育行政です。不登校児が増えているみたいですけれども、それの要因は何でしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 不登校児が増えている要因としましては、各学校におきまして、不登校児童生徒をこれまで以上に丁寧に見取るようになってきております。一次答弁で、不登校の定義として病気や経済的な理由による者を除いた者とお答えしておりますけれども、これまでは保護者から病気で休ませると連絡があった場合、不登校の定義からは外しておりました。しかし、病気を理由に休んでいる児童生徒でも、総合的に判断した場合、不登校とカウントするようにしております。また、これまで不登校に陥ってしまった場合、または陥りそうになった場合は、学校への復帰を第一の目標として取り組んできたところですけれども、近年は、必ずしも学校復帰のみを目的とするのではなく、その子一人一人の社会的自立に向けた支援の在り方が文部科学省において重要視されています。そのため、教育委員会としましてもあけみお学級、民間施設と連携をとりながら支援を行っているところでございます。それらの要因に加え、昨年度及び今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症への不安等による休みも増えているというところが要因と考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 あけみお学級に登校している児童生徒数、それから長期の不登校児童生徒数は何人か分かりますか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 現在、あけみお学級に通っている児童生徒ですけれども、12月1日現在で8名が在籍しております。長期で不登校になっている児童生徒ということですが、不登校児童生徒のうち出席日数がゼロの生徒、いわゆる一日も登校しなかった児童生徒数としましては、令和元年度が小学校2人、中学校で1名、令和2年度については、小学校はございませんで、中学校に7名を確認しております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 不登校に関しては様々な要因があるようですけれども、子どもたちにとって、将来自立し、自活していく上で重要な時期なので、ぜひ細やかな対応をしていただきたいと思います。最後に農業行政についてです。手刈りと機械刈りがありますけれども、手刈りのほうが歩留りがいいということで、手刈りでやっている農家がいますけれども、どの程度の差があるか分かりますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 歩留りということでございますが、やはり手刈りの場合は、しっかりと農家の皆さんが葉っぱとか余計な物を取り除いていくことができます。機械刈りですと結構粗い物が入ってきますので、そうすると、それを取り除いた場合にはやはり量的には落ちていくというところがあって、そこら辺の数値的なところは、今のところ持ち合わせておりませんがそういう形だと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 この機械刈りのハーベスターの使用料金の件ですけれども、現在、たしか1トン当たり5,000円の料金がかかると思いますけれども、これに関して補助をすることはできますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 サトウキビ農家がハーベスターによる収穫を依頼した際にオペレーターに支払うハーベスター利用料は、現在1トン当たり約5,000円となっております。現在名護市では、ハーベスター利用料について直接的な補助を行っておりませんが、これまで農家に対する農薬及び堆肥の購入に対する市独自の補助を行っているほか、トラクターやハーベスターの新規導入及び機械の機能向上に対する補助を行うなど、生産向上につながる環境整備に取り組んでおります。さらにサトウキビ農家に対しては、国から1トン当たり約1万7,000円の交付金もございますので、ハーベスターの利用料補助については、他の耕種農家との公平性も考慮する必要があるものと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 鳥インフルエンザの件ですが、消毒、衛生に関して消石灰等が使われていますけれども、それについての補助はありますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 現在、農家が使用する消石灰や消毒薬の購入量は増加してきておりますので、それに対する補助をしております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 ご答弁ありがとうございました。以上をもちまして一般質問を終わりたいと思います。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午後2時32分)                              再 開(午後2時43分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。金城隆議員、一般質問を許します。 ◆金城隆議員 皆様、こんにちは。ただいま大城秀樹議長よりお許しをいただきましたので、議席番号8番、礎之会、金城隆、令和3年12月の定例会の一般質問、本日の最終を務めさせていただきます。すみません、休憩をお願いします。
    大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後2時44分) (字句の挿入あり)                              再 開(午後2時45分) ○大城秀樹議長 再開します。金城隆議員。 ◆金城隆議員 それでは一般質問を述べる前に、少しばかり所見を述べさせていただきます。去る10月31日に行われました第49回の衆議院選挙において、我が沖縄第3区では、これまで劣勢であった戦いを島尻安伊子候補が完勝し、また、九州沖縄比例区においては、友党であります公明党の金城泰邦候補が勝利し、衆議院の議席を2議席確保することができました。市民の皆様の良識の判断のたまものであり、心より感謝を申し上げます。そして、来年1月23日に投開票が行われます名護市長選挙。渡具知市長は2期目を目指し立候補予定であります。渡具知武豊市長は、4年前のあの絶対不利と言われた戦いに勝利いたしました。渡具知市長は、1年目からあらゆる財源を駆使し、市民の暮らし向上のためにこの4年間全力で市政運営に当たり、その結果も確実に残してまいりました。特に、子育て3点セットの保育料の無償化、給食費の無償化、こども医療費の無償化は、県内はもとより県外でも高く評価されているところであります。また、これまで、市民目線でのコロナ対策、そして、名護、世冨慶区においての交通渋滞の緩和のために、名護東道路の1年前倒しの開通の実現も、政府と交渉しやってまいりました。公約の80%を達成及び着手中と大きな実績でございます。そのことから、2期目の戦いも勝利していただき、名護を中心とする北部やんばる地域の発展のため、また中南部との経済格差是正、医療格差の是正、嵐山テーマパークを中心とする北部観光の充実など、渡具知市長でなければ私はできないものと確信をしております。ぜひとも、2期目を勝ち取っていただいて、共に北部やんばるのために頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。質問事項の1 本年度市発注工事について。要旨(1)本年度発注の新博物館の建設工事の進捗状況について伺います。要旨(2)21世紀の森公園のサッカー・ラグビー場整備工事の進捗状況について伺います。質問事項の2 名護湾沿岸基本計画について。要旨(1)名護漁港の土地利用整備計画の中で、高速船の就航に向けた取組が示されておりますが、その計画のスケジュールについて伺います。要旨(2)東京オリンピックのスケートボード競技において、若い10代の選手が金メダルを獲得いたしました。スポーツ設備整備計画の中で、名護市内にもスケートボード場の整備ができないものか伺います。質問事項の3 名護市の公共施設の総合管理計画について。要旨(1)名護市内の各公共施設の公共施設管理について、基本計画が定められておりますが、現在の管理の状況について、以下について伺います。ア 市営住宅の建て替え及び補修案件の件数はどうなっていますか。イ 耐震基準を満たしていない公共施設は何件ですか。ウ 直近3年間の補修費の予算額の状況はどうなっていますか。質問事項の4 消防行政について。要旨(1)市内公共施設の消防設備の定期検査状況について伺います。質問事項の5 地域からの要望について。要旨(1)今般、屋我地・羽地地域の漁民の皆様から、軽石除去の早急な対応の要望が多く寄せられておりますが、当局の対応について伺います。このことは、多くの議員の方々が質問しておりますが、重複するとは思いますが、答弁のほうをよろしくお願いいたします。以上を一次質問とし、二次質問については自席より行いたいと思います。当局の皆さん、答弁よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 質問事項1要旨(1)についてお答えします。新博物館建設事業につきましては「名護・やんばるの自然と文化拠点施設」整備事業として、沖縄北部連携促進特別振興事業費補助金の交付決定を10月に受け、今年度は外構工事、展示制作、備品購入の各業務を進めております。ご質問にあります本年度発注工事の進捗状況でありますが、去る11月に外構工事の契約を締結いたしました。現在、工事着手の準備を行っているところであり、年明け頃に敷地南側の高台にありますワークショップ棟付近から着手する予定となっております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項1要旨(2)についてお答えいたします。21世紀の森公園内のサッカー・ラグビー場を北部地域のスポーツコンベンションの核施設としてグラウンド及び管理棟を再整備するスポーツコンベンション施設整備事業は、便益施設の整備が今年8月に完了しております。現在、西側グラウンドの整備を実施しております。西側グラウンドは令和4年1月末の完了を予定しております。また、管理棟の建築工事については、去る12月1日に入札を実施したところでございます。管理棟は更衣室及びシャワー室が4部屋、本部室2部屋、トイレ、倉庫、管理室、医務室などを配置することとなっております。本件に係る請負契約について、今議会の追加議案において上程を予定しております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 それでは要旨(1)のほうから、二次質問をしていきたいと思います。博物館に関しては、以前、擁壁の斜面の崩落というのがございました。それによって実際の工事がかなり遅れたということでありますが、この擁壁の修復工事については完了しているのでしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 新博物館工事で擁壁の部分が、のり面部分が崩落して、これは8月中にのり面の工事は完了しております。それが原因で本体工事は遅れていますけれども、その辺についてはまた業者と、いろいろと手順の見直しなどを行っているところでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 いずれにしても、こののり面工事ができたということで建築の本体工事が進むものと思っておりますが、この博物館の建設については市民の皆さん全員が期待をしているところでありますので、工期が延長することはもうしょうがないのですが、できるだけ早めの対応をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは要旨(2)のサッカー・ラグビー場の件でございますが、このサッカー・ラグビー場の、特に私は芝生の工事が非常に問題ではないかと思っておりますが、これは、外構工事とは違って、前もって中の工事はどの程度進んでいるのですか。芝工事。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 先ほどの答弁でも申しましたが、西側グラウンドのほうは令和4年1月末に完了します。その後、やはり芝の状況を見まして、その判断をしまして、供用開始につなげていくという形になります。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 球場もそうでしたけど、芝の管理というのが今後大きくクローズアップされてくると思います。やはり芝の状況がよくないと、ここで実際にグラウンドを使用される選手の方々、また、スポーツコンベンションとしてスポーツ合宿を誘致するわけですから、その辺の芝の管理については、ぜひとも万全を期していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは質問事項の2を議長、お願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからまず質問事項の2要旨(1)についてお答えいたします。名護湾沿岸基本計画では、土地利用整備計画として名護漁港周辺エリアにおいて、高速船の就航に向けた取組が示されております。取組内容といたしましては、新たな観光コンテンツの提供や高速船の就航に合わせて、広域観光情報発信施設の整備や浮き桟橋の整備を行うとなっております。高速船就航につきましては、運航事業者であります第一マリンサービス株式会社が沖縄総合事務局と航路申請に係る調整や手続を行っているものと伺っております。現在の高速船は那覇の泊埠頭(ふとう)から本部渡久地港間を75分で結ぶ新たな海上交通として運航しておりまして、令和3年10月16日からは就航1周年を記念して、片道の料金が500円となるワンコインキャンペーンが実施されました。ワンコインキャンペーンの期間は当初、令和3年11月14日までとなっておりましたが、好評につき11月末まで延長し、速報値ではございますけれども延べ6,722人の利用があったと報告がございました。名護漁港での高速船就航につきましては、令和4年4月の運航開始に向けて各種調整及び手続などを進めているところでございます。現在、那覇の泊埠頭と本部渡久地港の間を運航している「ジンベエ・マリン(タクマ3)」が、那覇泊埠頭・名護漁港間を運航する予定でございまして、本部の渡久地港への経由便ではなく、どちらも直行便として運航を予定しております。高速船の運航開始につきましては、新たな交通移動手段として本市も期待しておりますので、多くの市民の方等に利用していただけるよう広報活動に積極的に取り組みたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項2要旨(2)についてお答えいたします。スケートボード場については、現在、21世紀の森内の多目的プレイゾーンで行われていると承知しております。当該ゾーンは平成11年に供用開始された施設で、施設内にはバスケットリングも設置され、バスケットボールやスケートボードを楽しむ方々が利用する施設となっております。当該ゾーンは、名護湾沿岸基本計画において21世紀の森公園周辺エリアのレクリエーションゾーンの一部として位置付けられており、現在、魅力ある公園整備に向けた社会実験として、民間業者に公園を暫定利用してもらうトライアル・サウンディングを実施しているところでございます。今回のトライアル・サウンディングでは、民間事業者よりスケートボードに関連した提案などはございませんでしたが、今後市民アンケートなども行う予定となっておりますので、その結果や類似施設の視察、利用者との意見交換を行い、スケートボート場の整備について必要な取組を行っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 それでは要旨の(1)から質問していきたいと思います。現在、高速船の運航は本部のほうでやられているわけですが、名護と本部の運航というか、違うわけです。運航は。名護は名護、本部は本部ということになるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 一次答弁で申し上げました令和4年4月の運航開始に向けて調整している航路のルートでございますけれども、那覇と名護、那覇と本部、それぞれ直行便として運航を予定しているということで、経由して3か所に行くということではなくてそれぞれでということでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 高速船の運航というのは、これも市民の方々も大きく期待をしているところでございます。また、この名護湾沿岸基本計画自体、市長の公約の中で掲げて、市民もこの名護漁港の再開発、そして周辺地域の名護のまちの、この十字路の今の状況を考えた場合、再開発をして、ぜひとも昔のにぎわった名護十字路の活気を取り戻していただきたいという意見もかなりあることから、ぜひとも、この名護湾沿岸構想の中で高速船を早めに、時間は決まっておりますが、この北部観光の出発点は名護からということで、皆さん頑張っていただきたいと思っております。ありがとうございました。それではスケートボード場の件ですが、今回、私がこれを取り上げたのは、21世紀の森公園の中では子どもたちが多く、特にオリンピックの影響でしょうか、人数が増えてきたと認識しておりますが、何回も見ております。そして、国道58号の、伊差川のちょうど十字路の所に、伊差川に曲がる所から、五、六名の子どもたちがコンクリートで舗装されたのり面を利用して、そこで子どもたちがスケートボードの練習をしております。あれは道路の、国道58号の近くなので、もしかするとこれ、事件・事故があった場合、大変なことになるのではないかと思っておりますので、どうかこのスケートボード場の整備をしていただいて、子どもたちがそこで練習できるような環境づくりといいましょうか、ぜひ計画の中にそれも考えていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。また、名護ではそういう協会みたいな組織が恐らくないだろうと思っておりますが、沖縄県内の他市におけるスケートボード場の整備計画の状況について伺います。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 県内では今14か所ございます。13か所は無料で行われている場所ですが1か所だけは有料であります。先ほど議員がおっしゃった伊差川のほうですけれども、私も確認はしておりますので、やはり限られたスペースでやっていますので、何か事故があった場合かなり大変だと思いますので、今後、スケートボードの団体と意見交換も控えていますので、それを重視しまして、また意見を聞いて進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 高速船、スケートボードの名護湾沿岸基本計画中での説明ありがとうございました。もう1点、本日午前中に長山議員のほうからも名護湾沿岸基本計画の質問もありました。答弁でありましたように、名護湾沿岸基本計画は、様々な取組が行われている、進んでいるものと認識しているわけですが、そこでもう少し具体的に名護湾沿岸基本計画の説明をしていただきたいと思います。市長、どうですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 具体的な説明ということでございますが、まず、現在あります漁港前の国道58号を漁港側にシフトバックする、移すわけです。そこで漁港の面積は削減されるわけですが、事務所機能など機能の集約化を図って効率的な配置にしていきたいと思っております。また、市街地側にできる空き地がございます。そこは、鉄軌道ターミナルの整備あるいは市内外への移動手段の拠点とか、また駐車場整備など交通結節機能の整備のほか、やんばるの物産がそろう物産・飲食施設、さらには魚食の振興施設など物産拠点の整備、そして名護漁港中心市街地のエリア一帯がやんばるの玄関口として機能するようなまちづくりを進めていきたいと思っております。その取組と併せて、老朽化が進みつつある中心市街地の再開発に向けて、地域住民の民間活力を導入して、またデジタル技術を取り入れたまちづくりを進めていきたいと思っております。これは、これまでいろいろな市政が掲げて、実行しようとしたときにいろいろな条件があってなかなかできなかった。それが延びていた。さらにはその中心市街地において、これまでも市街地活性化に協力する方々がまだまだおります。そういうことも含めまして、しっかりとした計画の中で、より現実的に実現できる方向性で推し進めてまいりたいと思っているところでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 この名護湾沿岸基本計画、先ほど申しましたように、市民の方々も大きな期待を寄せているところでございますので、ぜひとも、いろいろ乗り越えないといけないハードルはあるかもしれませんけれども、頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。それでは次に事項の3をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問の事項3質問の要旨(1)アについてお答えいたします。市営住宅の建て替え件数につきましては、昭和48年度に建設された宮里市営住宅、昭和51年度に建設されたうんさの森市営住宅第1・第2団地の2件を実施しております。市営住宅の建て替えに係る計画につきましては、名護市営住宅等長寿命化計画に基づき建て替え等の整備を計画的に行っているところであります。現在は「いさがわ市営住宅建替事業」に着手し、建替工事を段階的に行う計画となっております。1期工事を令和5年度、2期工事を令和7年度に完了する計画となっております。今後の計画といたしまして、令和4年度から「やが市営住宅」、その後は「うんさの森市営住宅第3団地・第4団地」などの建替事業に順次取り組んでいきたいと考えております。次に市営住宅の補修件数につきましては、平成30年度から令和2年度までの直近の3か年の年平均件数として230件、年平均補修費用は約1,600万円を要しております。主な補修内容につきましては、給排水設備や浄化槽設備の修繕、入居している方の退去に係る修繕等となっております。また、躯体(くたい)や屋上、外壁等の共用部分にも経年による劣化や破損などが見られることから、今後は長寿命化を目的とした共用部分の耐久性向上に係る改善事業にも取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問の事項3質問の要旨(1)イについてお答えします。平成29年3月策定の「名護市公共施設等総合管理計画」において、本市が保有する建物系施設は261施設で、その中で昭和56年以前に整備された旧耐震基準の施設は32施設となっております。次にウについて、ご質問の補修費については、市の予算での修繕費予算額ということでお答えいたします。本市の市道・里道、農業施設、林道及び漁港に係る直近3年間の修繕費の予算額について確認をしました。市道・里道に係る修繕費の予算額は令和元年度9,564万5,000円、令和2年度9,883万1,000円、令和3年度1億1,280万円となっております。農業施設に係る修繕費の予算額は令和元年度4,087万2,000円、令和2年度1,555万円、令和3年度1,998万2,000円となっております。林道に係る修繕費の予算額は令和元年度250万円、令和2年度910万円、令和3年度707万9,000円となっております。漁港に係る修繕費の予算額は令和元年度572万円、令和2年度1,210万6,000円、令和3年度1,974万円となっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 この市営住宅の建て替え、私どもは、いさがわ市営住宅もそうですが、ちょっと遅れているということがあります。そしてそれに追随して、当然、優先順位として、私どものやが市営住宅も遅れているということがあります。入居者の方々からは非常に期待をされて、新しいところということで事前に相談会も催したところでございますが、先ほどの答弁でいくといさがわ市営住宅の令和5年から、次のものが7年ということですか。これを何とか連続してやっていただくような予定はないですか。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 いさがわ市営住宅建替事業を1期、2期に分けた理由といたしましては、一方を解体しながら建てていくという、敷地に制約がありますので建てていきます。1期工事、2期工事も連続して進めていくという形で、令和5年度に1期目を目指して、2期目は、令和7年度までに竣工(しゅんこう)したいと考えているところであります。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 いさがわ市営住宅もかなり老朽化しております。また、我々、やが市営住宅も築40年近くになっております。そういうことから、早めの対応をお願いしたいと思いますので、もうあちこち補修だらけで、もう継ぎはぎだらけです。そういうことで、ぜひとも早めに完成させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それでは、総務部長の先ほどの答弁の中で、旧耐震施設というのが32施設ということになっていると。これは関係省庁から、こういう通達は、建て替えとか補修とか、そういう指導はないのでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 旧耐震基準の建物について、国のほうから直接市のほうに通知とかそういったのはございませんけれども、公共施設等総合管理計画の中で旧耐震基準の施設を把握し、個別計画のほうで、この建物についての今後の、例えば建て替えであるとか、それから統合であるとか廃止であるとか、そういった方針を定めて、それで取り組んでいくということになっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 ぜひ耐震化も、今般全部耐震構造ということが義務付けられております。そういうことから、特に公共施設というからには、市民が利用するところが多いわけです。そういうことから、ぜひとも法律にのっとったきちんとしたものを市民に提供するということで、管理計画というのもしっかりとしていただきたいと思っております。特に学校のほうは、教育施設のほうは全部耐震化されたのでしょうか。それについて伺います。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 これまで耐震化ということで、毎年、事業を入れておりまして、あと真喜屋小学校等が若干残っているというところで、まだこれから進めなければいけないのですが、大分進んできているところでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 総務課のほうでは各担当課のほうから上げられたものについてその予算組みをするとは思うのですが、各担当課のほうで、ぜひともこういう旧耐震構造とか、特に公共施設でございますので、例えば環境水道部の配水池とか、前にも私は質問しましたが、その計画というのがはっきりしなかったものですから今回上げております。市民のライフラインを守るという大きな使命を帯びているわけですから、そういうことも公共施設の管理としてきちんと進めていただきたいなと。計画的に、年次的にやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは質問事項の4についてお願いします。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 質問事項4要旨(1)市内公共施設の消防設備の定期検査状況についてのご質問につきましては、消防用設備等点検結果報告と確認をしておりますので、その状況についてお答えいたします。消防用設備等点検結果報告書は、消防法第17条の3の3に規定されており、消防用設備等の点検を実施した結果を特定防火対象物は1年に1回、非特定防火対象物は3年に1回、消防長に報告しなければなりません。特定防火対象物とは、不特定多数の方が出入りする施設で、病院や百貨店、飲食店などがそれに当たります。非特定防火対象物は官公庁のほか、事務所等が該当します。市内公共施設のほとんどは、非特定防火対象物で3年に1回の消防用設備等点検結果の報告が義務付けられております。ご質問の市内公共施設の消防用設備等点検結果報告の状況につきましては、平成29年に策定された名護市公共施設等総合管理計画に記されております市内公共施設261施設中、点検結果報告が提出された件数は、令和元年度に36件、令和2年度は63件、令和3年度は現時点までに32件の報告がありました。点検結果報告の件数の変動は、非特定防火対象物の点検報告が3年に1回の報告となっているため、毎年度の数値に変動が生じております。また、点検結果報告の内容につきましては、令和元年度から令和3年度までの間に46件の不適合部分の報告がございました。それにつきましては、消防用設備等の整備または設置を要する箇所を指摘し、その都度適切に対応していただいているところでございます。今後とも、火災予防の観点から防火管理者に対し消防用設備等の維持管理が適切に行われるよう周知徹底を図ってまいります。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 先ほどの消防長の答弁にありましたけれども、市内の公共施設の定期点検結果報告で消防設備の不適合件数が46件ということでありますが、そのうち市営住宅及び市内小学校の消防用設備についてはどのような状況になっているのか伺います。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 市営住宅は非特定の防火対象物であることから、点検結果報告は3年に1回の報告義務となります。本年度は点検結果報告がまだ提出されておりませんので、市営住宅の消防設備の不適合箇所があるのかどうかにつきましては、未確認の状況であります。所管課の報告では今年度に宮里市営住宅、まちなか市営住宅、喜瀬市営住宅の3施設が点検を実施しており、令和4年1月に点検結果報告書が提出される予定となっております。それから小学校、中学校の設備点検につきましては、昨年度に全ての学校の点検結果報告書が提出されており、不適合箇所の改修につきましては適切に対応していただいているところでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 市営住宅、小中学校の消防設備の点検状況について、適切に管理がなされているということでございましたけれども、改修については計画的に進めていることを先ほどの答弁の中で確認できておりますが、消防本部として設備の不備があった場合の対応についてどのような処置をしているのか伺います。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 消防設備の不適合の是正につきましては、不適合箇所の速やかな是正を促す旨の通知を発出し、改修報告書をもって改修の計画を立てていただき、是正を図っております。しかし、不適合箇所の内容は、消火器等、軽微なものから、自動火災報知設備のような改修まで、時間を要する設備等もあります。また、改修に係る費用についての措置なども考慮しなければならない場合もあり、その施設の形態や火災危険等を考慮し是正を図っております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 特にこの建物の消防設備というのは高額な予算がかかりますので、一旦、壊れてからということになると、本当に相当な金額がかかります。そういうことから、毎年点検をしておけば恐らく予算がかからないような軽微の補修で済むかもしれませんが、何年もやってない状況で、是正がされてない状況でそのまま放置すると、いつの間にか膨大な予算がかかるような状況になってまいりますので、ぜひともまめに、消防のほうから点検を促すような周知徹底をしていただきますように、特に市内ではアパート、共同住宅がかなりあります。そういうことから、ぜひとも消防の皆様には頑張っていただいて、点検活動、周知徹底、よろしくお願いいたします。また、名護市内の公共施設は市営住宅や小学校だけではなくて、他の施設も多くございます。先ほどの答弁にありましたけれども、46件の不適合箇所は速やかに修繕を促し、公共の安全を図るように進めていただきますようによろしくお願いいたします。消防用設備は、もちろん一般住宅は世帯主が消防用設備を設置するということで、煙感知器とか、消防用設備を設置するということが義務付けられております。市民の生命、財産を守る立場から、火事が起こらないような対策を取っていただきたいと思っております。公共施設が一般の消防の見本となるように、皆さんもぜひともこの公共施設、きちんと管理していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。ありがとうございました。それでは質問事項の5についてお願いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは質問の事項5要旨(1)についてお答えいたします。本定例会におきましては、多くの議員の皆様から軽石に関するご質問が出されておりますので、答弁に関して重複するところもございますがご了承いただきたいと思います。今年10月頃より沖縄本島周辺に漂流してきた海底火山噴火に伴い発生した軽石に関して、市内の漁業協同組合とは密に連携を取っている状況でございまして、ご質問の屋我地・羽地地域については羽地漁業協同組合と調整を行った結果、名護市では、漁港内に軽石が入り込まないよう、漁港港口に汚濁防止膜を設置してほしいという要望があったことや、漁港管理者としても港内に軽石が入り込まないような対策が必要と判断し対策を取っているところでございます。漁港施設の災害復旧事業は漁港内の泊地などに入り込んだ軽石の除去に要する経費しか認められず、海域で漂流している軽石は対象外で、特に仲尾次漁港の周辺については港湾区域となっていることから、港湾管理者である沖縄県に対し軽石除去を求めております。先日、建設部長より報告がございました12月9日の沖縄県からの情報によりますと、外海から羽地内海に入り込んだ軽石について、現在、沖縄総合事務局と沖縄県により除去作業に向けた準備を進めており、屋我地島の北側や屋我地大橋下など、新たな軽石が羽地内海に入り込まないような汚濁防止膜を設置し始めているようでございます。今後、機械の準備、風向きの状況など、作業条件が整った段階で除去作業に順次着手するとの説明がございました。軽石による影響で操業を控える漁業者や養殖被害などに対する補償や支援につきましては、議員ご承知のとおり、県内の漁業協同組合や水産関係団体は市町村や沖縄県に対し要請を行っております。本市としましても、漁業に対する軽石被害は自然災害によるもので、本市のみならず県内での被害状況が大きいことから、沖縄県に対し漁業補償や支援などの要請を行っているところでございます。沖縄県農林水産部に確認したところ、軽石により出漁ができない漁業者の現状や養殖被害等も発生していること。また、県内市町村や水産関係団体などからの要請も受け、現在、沖縄県と水産庁で今後の対処方針などについて調整を行っているところであり、方針が決定次第、説明する予定と回答がございました。国、県の動向を踏まえ、本市も対応していきたいと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 せんだって、12月5日でしたか、今回、国会議員となられた島尻安伊子先生、そして内閣府の方々にも来ていただいて、羽地、屋我地の漁民の皆さんの立会いの下、軽石の現場を見ていただきました。そういうことが、恐らく今回のこの汚濁防止フェンスの早期の設置につながったものと私は思っているのですが、もちろんその席には渡具知武豊市長も同席して被害状況を確認しております。そういうことから、近いうち、撤去作業は海上からやられるのですか。その辺について伺います。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 情報によりますと、羽地内海の海上に浮遊しているものについては、国のほうが作業船でもって回収していくということと、呉我の船揚場辺りの、まず陸域のほうから県のほうが除去していくということで、順次その作業に取りかかっていくということを伺っております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 今、現在浮いている軽石は何とかできると思うのですが、既にもう初期の段階で打ち上がった、屋我地の北側に打ち上がった大きな軽石、今は全部小さくなっていますよね。当初は大きな軽石が相当数打ち上がっております。今後の対策について、打ち上がった軽石をどうするのか、それについては皆さんのほうで県ときちんと調整していただいて、できるだけ、その打ち上がったものも撤去するという形にしていただけるのか。それについてもお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 まず、今、大量にこの軽石があります。できるところからまずやっていくということになっております。海岸に打ち上げられたものに関しましては、おのおのの海岸管理者がおりますので、一応今あるものをまずやって、次の段階になっていくと考えております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 今回の軽石の状況によって、先ほどから申しますように、漁民の方々も大変な被害を受けているところもございますので、今後の当局の皆さんの対応をよろしくお願いしたいと思います。これをもちまして、私、金城隆、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 金城隆議員の一般質問を終わります。休憩します。                              休 憩(午後3時40分) (市長から東恩納琢磨議員の一般質問での発言に対して不快の意の言及あり)                              再 開(午後3時41分) ○大城秀樹議長 再開します。休憩します。                              休 憩(午後3時43分) (東恩納琢磨議員から市長の発言を受けての発言あり)                              再 開(午後3時43分) ○大城秀樹議長 再開します。 本日はこれにて散会します。ご苦労さまでした。                              散 会(午後3時43分)...